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その他観光 2022.02.26

動物にご利益のあるお寺!厄除けや祈祷でも有名な「救馬渓観音」

田辺市と白浜町に隣接する上富田町。ひょうたんの町として有名な上富田町には、ひょうたんのモニュメントがある深見橋や、「ひょうたんせんぱい」というユニークなゆるキャラがいます。

また、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中辺路入口にあることから「口熊野」と呼ばれています。

 

道の駅くちくまのから車で約10分のところに、救馬渓観音(すくまだにかんのん)があります。地元民からは「すくまさん」の名で親しまれ、厄除け寺としても有名です。

 

救馬渓観音のアクセスと見所

アクセスと駐車場

救馬渓観音へのアクセスは比較的分かりやすいです。

上富田ICを降りて、朝来から三栖に抜ける道を走ると「救馬溪観音」という大きな看板と駐車場が見えてきます。

Googleマップやカーナビでも迷わずスムーズに案内してくれる道です。

無料駐車場は十分広く、拝観で混み合うことはあまりないと思います。

 

立派な像がずらり

駐車場から降りてすぐのところに立派な像がずらりと並んだ場所があります。こちらは七福神の像です。

 

そのすぐ隣に「交通安全 水向け不動明王」などの像もあります。

 

「救馬さん」の由来

救馬渓観音は山の上にあるお寺ですので、本堂に行くまで坂道と階段が続きます。歩きやすい服装で行くことをおすすめします。

 

本堂はこちら。立派な馬の像があります。

救馬渓観音は「救馬」の名の通り馬にちなんだ言い伝えがあります。

戯曲・浄瑠璃で有名な小栗判官こと小栗小次郎助が妻とともに湯の峯(ゆのみね)に湯治に行く際、愛馬が病に冒され動けなくなってしまいました。

この地が霊験あらたかな地であることを聞き、立ち寄って祈願したところ馬は全快し無事湯の峯に辿り着きました。

愛馬を救ってくれたことに感激した小栗判官は1426年に堂宇を再建し、「救馬渓観音」と名付けたそうです。

救馬渓観音があるこの地は「生馬」という地名で、近くに「馬川」という川もあることから、馬にご縁のある土地です。

おためし地蔵

こんな面白いお地蔵さんを見つけました。

 

願いをこめて、自分が好きなお地蔵様を持ち上げてください。

軽ければ願いが叶い、重ければもう少し努力をするようにと教えてくれるお地蔵様です。

 

それぞれお顔や形が違うのが面白いですね。ぜひ持ち上げて試してみてください。

「いい加減だと言訳がでる 中途半端だと愚痴がでる」という格言も身に染みます。願い事を叶えるためには努力が必要だということですね。

 

ペットにもご利益?

馬頭観音という像があります。よく見ると頭に馬を乗せています。動物をお守りくださる観音様だそうです。

 

飼っているペットに該当する像を撫でて健康を祈願します。向かって右側は犬とうさぎ、左側は猫と鳥と……もう一つは何でしょう?狐でしょうか?


 

アニマルスタッフも!

アニマルスタッフの紹介もありました。「ねずみ厄除け対策見習い」「夜間警備見習い」という役職がユニークですね。


 

こちらはナナちゃん。白黒の模様がキュートなお利口さんです。


 

こちらはハチくん。令和3年生まれなのでまだまだ甘えん坊でやんちゃです。

 

こちらは花ちゃん。真剣な眼差しです。ネズミ厄除けのご利益があるといいですね。


 

古くから霊験あらたかな地として有名な救馬渓観音。梅雨の時期は境内の「あじさい曼荼羅園」にも多くの人が訪れます。

パワースポットとして一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Googleマップ

この記事を書いた人

しおこ

県外の大学卒業後、和歌山にUターン。和歌山に帰ってきてから和歌山が面白くなってきた人。自分自身が地域の魅力をもっと知りたい!という気持ちで和歌山ライターに。ウチとソトをつなげるローカルジャーナリストになりたい。海を眺めるのが好き。

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