熊野本宮大社に参拝したらかき氷!夏の名物・珍重庵の葛餅氷で涼をとる
古代から聖地とされパワースポットとして全国から参拝客が訪れる熊野本宮大社は、年中多くの人が訪れるスポットです。紀伊半島の山深いところにある熊野本宮大社は、バスが通っているとはいえ、鉄道は未だに通っておらず、現在でもアクセスがあまり良くない場所です。
車ではきれいな道路が通っており、阪和自動車道を降りて田辺市街地を通り過ぎればほぼ一本道です。曲がり角には看板が出ており、道に迷うこともありません。道の駅奥熊野古道ほんぐうからは車で5分ほどです。
このような場所に太古の時代から熊野詣(熊野三山に参拝すること)の人々が集まり、祈りを捧げてきました。
(写真提供:田中純子)
熊野川の中州(大斎原)に明治時代まで大社がありましたが、度重なる水害のため、今は階段をのぼった場所に移転しています。長い石段をのぼって参拝すると、暑い夏の季節には汗が止まりません。
暑い夏の日に熊野本宮大社へ参拝した後に、ぜひ味わっていただきたいのが、名物のかき氷です。
珍重庵の葛餅氷、持ち帰りも可能
かき氷は、「熊野もうで餅」を熊野本宮大社や熊野速玉大社の境内で販売する老舗和菓子店「茶房 珍重庵 本宮店」が提供されています。夏は葛餅氷を店頭の大きなポスターでアピール!暑い日に見ると、吸い寄せられてしまう…!
地元の川から汲んでつくった純水を使った氷を店頭でガリガリとかいてくれます。音も清涼感があって心地よい。
そして葛餅がいい雰囲気を醸し出しています。葛餅のプルプルと、中のこしあんがさっぱりと爽やかな味で、甘めの抹茶のシロップに合います。
テイクアウト可能なので、外で食べている方々もたくさんいらっしゃいました。店内も14時ごろにはすぐに座れて、涼しい中で食べることができました。
氷のほか、もうで餅の食べ比べメニューも
珍重庵といえばもうで餅。こちらの喫茶の看板メニューはもうで餅と水もうで餅の食べ比べセットです。かき氷もいいけれど、このセットも贅沢です。
水もうで餅は玄米粉をかけて食べます。持ち帰りは冷凍で販売されていて、自宅に帰る頃に丁度いいくらいに解凍されています(すぐ食べないならそのまま冷凍していいとのこと)。
もうで餅は、熊野を訪れる人達の無病息災を祈願して名付けられたお菓子です。熊野三山で売っているので、見つけたらぜひ買ってみてください。玄米粉が香ばしく、ちょっと素朴な味なのですが、中のこしあんが丁寧なお仕事で熊野のイメージにぴったりのお菓子です。
お店やメニューについての詳細は公式ホームページで最新情報をご確認ください。