クマノザクラの開花情報と、クマノザクラマップ入手のススメ
クマノザクラは和歌山県の紀南エリア、紀伊半島南部に自生する野生のサクラです。2018年、実に約100年ぶりにサクラ属の新種として発見されました。
花の特徴としては淡いピンク色の花びらであること、ソメイヨシノよりも早い3月上旬頃から咲き始めることなどです。
↑こちらは開花時期でない頃のクマノザクラ標本木です。どの木が標本木かわかるように看板が立てられています。
古座川町にあるタイプ標本木の場所
クマノザクラは古座川町の町の花に指定されていて、道の駅虫喰岩から県道227号線を道なりに串本・古座方面に向かうと、その県道沿いにタイプ標本木があります。タイプ標本木とは、クマノザクラの基準となっている木のこと。研究対象となっている木であることを指しています。
↑看板が立てられていて、どの木がクマノザクラかわかりやすくなっています
クマノザクラは野生なので、サクラが咲く季節に古座川に行くと、どれがクマノザクラなのか素人目にはあまりわかりません。そのため、「これがクマノザクラだ」とはっきりわかるものとして、タイプ標本木を鑑賞する方が多いです。
このクマノザクラタイプ標本木があるのは、民有地であり、駐車場等もありません。少々駐車スペースはありますが、サクラの開花時期は大勢の人が訪れるため、車が停められないほど混雑することもあります。
道の駅虫喰岩に車を駐車し、そこから散策しながら標本木へ向かうことをオススメします。
道の駅虫喰岩には広い駐車場が完備されています。道の駅ですから、もちろん駐車料金は無料。トイレ、レンタサイクルなどもありますので、道の駅を拠点にクマノザクラ観光をお楽しみください。
クマノザクラの見頃情報の入手方法
古座川町のクマノザクラの見頃は、古座川町観光協会のホームページが積極的に情報発信されています。
https://www.instagram.com/visitkozagawa/
古座川町では桜のライトアップも実施されます。ライトアップの日時も観光協会のSNSで情報発信されますので、合わせてチェックください。
クマノザクラより早咲きの河津桜のライトアップに行ってきたレポート記事もあります。雰囲気がよくわかると思いますのでよろしければご覧ください。
▶︎別記事:古座川町の桜フェア2023情報と河津桜ライトアップレポート
標準木以外のクマノザクラを鑑賞するなら「クマノザクラMAP」を手に入れたい
古座川町では「クマノザクラMAP」を作成して配布してくださっています。
クマノザクラは古座川町のほか熊野市(三重県)など広い地域に自生しているのですが、なかなかどれがクマノザクラかわからないこともありますので、MAPはとても役立ちます。
古座川町役場や観光協会で印刷したもの、PDFであればインターネット経由で手に入れることができます。
▼クマノザクラMAP(PDF版)
http://www.town.kozagawa.wakayama.jp/pdf/sangyousinkou/kumanozakura_map.pdf
地元の方々オススメの観賞に適した場所がわかりますので、鑑賞前にぜひ手に入れてください。
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