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フルーツ 2023.11.12

11月の風物詩「串柿」を四郷・平地区で見るためのアクセス注意ポイントを伝授

和歌山県かつらぎ町の山間に、道の駅くしがきの里があります。その名前の元となっている「串柿」は、かつらぎ町の特産品です。みなさんがイメージする串柿は、水分が抜けて茶色に近い色になったものではないでしょうか。

道の駅くしがきの里から車で約7分のかつらぎ町「平地区」では、天日干しで水分を抜いている最中の、ピカピカとオレンジ色に光る串柿を見ることができます。11月の中旬である今、ちょうど見頃を迎えています。

水分をまだまだ含んでいてオレンジ色に光る、商品になる前の串柿を見たい方のために、平地区の串柿に関するアクセス情報をご紹介していきます。

(串柿ってどういうもの?そのルーツは?と思われる方は、別記事:かつらぎ町四郷・晩秋の山里を彩る柿の玉のれんも合わせてお読みいただければ、この串柿文化についてよくわかります)

駐車スペースとルート選択に気を付けて

かつらぎ町の平地区は、四郷エリアのうちの一つ。四郷エリアは広口・滝・東谷・平の4つの地区からなっていて、和歌山と大阪の県境の山間部に位置しています。

串柿を見学できる「平地区」は、大阪方面からも和歌山方面からも訪れることができます。しかし、大阪方面から訪れた場合、トンネルを出てすぐの場所で脇道に入る必要があるため、少しスピードを落としながら道を反れることがおすすめです。

和歌山方面から脇道に入る場合、右折専用レーンがあるので安心してくださいね。

その後、車が対向できるポイントが何箇所かある坂道を登ると、コンクリートの空き地が併設している白い建物が見えてきます。空き地を備えた「平生活改善センター」は、串柿を見学する際の駐車スペースとして利用できます。平生活改善センターを通り過ぎてしまうと、幅の狭い道が続くため、駐車スペースがいっぱいではない限り、こちらに駐車することがおすすめです。

平生活改善センターの看板は、文字がかすれており確認し辛いですが、「災害時避難場所」の看板が目印になりますよ。

徒歩で坂を登るから”こそ”味わえる【探検気分】

車を平生活改善センターに停めたあと、すぐそばにある坂道を登っていきます。その道幅は、軽自動車がギリギリ通れるか通れないか程度。更に、坂道は急角度でもあるため、改めて車を停めて「徒歩で来てよかった」と実感しました。

坂道を登っていくと、少しずつ風景にオレンジ色が混ざっていきます。まず目に入ってくるのは、地面から生えている柿の木。まだ実がなっている木もたくさんあります。

更に歩みを進めると、宙に浮いているようにぶら下がった、オレンジ色の串柿が見えてきます。

一つひとつ手作業でつくられた”オレンジ色”が一面に広がる

山道をのぼっていくと、ぶら下がった串柿で視界がいっぱいになります。

その串柿を間近で見てみると、そのひとつひとつの柿が皮を剥かれ、美しくツヤツヤと輝いていることに気付きます。揺れる串柿を見ながら、地元の方が守ってきた風景に愛着が湧いてきました。

見に来てよかったな、と改めて思いました。ただ道は非常に狭かったので、山道の運転は一層気をつけて行ってください。かつらぎ町のホームページでも道幅について注意喚起が出ています↓。

https://www.town.katsuragi.wakayama.jp/040/010/010/20170330110711.html

串柿が作り出したオレンジ色の風景を楽しんだあとは、ぜひ道の駅くしがきの里に立ち寄ってみてください。様々な品種の柿を購入することができますよ。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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