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その他観光 2022.08.15

かつらぎ町の穴場スポット!神秘的で静けさの漂う「三重の滝」

道の駅くしがきの里から北西へ車を約15分走らせたところにある「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)」。その境内の近くにある滝が「三重の滝(さんじゅうのたき)」です。

「紀の川名水百選」や「かつらぎ八景」に選定されており、古くから地域の方々を中心に、多くの人に親しまれてきました。また人けが少なく、運が良ければ迫力ある滝の景色を独り占めできる穴場スポットです。

道の駅くしがきの里駐車場と第二駐車場の間を抜けて穴伏川を渡り、右折します。道中は分技するたびに「三重の滝」と書かれた案内板が目印です。

ただし狭い道幅と連続するカーブがあるため、常に注意は必要です。ところどころに待避所が設けられているので、対向車とすれ違うときは上手く活用すると安全に進めます。

一言の願いを叶えてくれるパワースポット「一言主神社」

案内板に従って山道を進むと、一言主神社前に到着。駐車スペースは車2台分ほどです。ここからは徒歩で向かいます。二手に分かれていますが、右側は行き止まりです。左側を進むとすぐに一言主神社の入り口が見えてきます。

入り口の小さな鳥居をくぐって一言主神社参道に入ります。参道に降り注ぐ木漏れ日が、なんとも言えない幻想的な雰囲気です。境内は木々で覆われ、猛暑日にもかかわらずひんやりと涼しさを感じました。

お手洗いは境内にある1箇所のみ。なかなか年季のある簡易トイレです。抵抗を感じる人は、出発前に道の駅くしがきの里で済ませておくことをオススメします。また季節によっては虫が多く飛来しているので、防虫対策は必須です。


言葉の神「一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)」を祀っている本堂です。諸説ありますが、「一言の願いであれば何でも叶えてくれる」と言われています。鮮やかな朱色の社が、自然に映えるパワースポットです。

神聖な雰囲気漂う「三重の滝」をいざ探索!

一言主神社の入口に「三重の滝」の簡単な解説が書かれていました。「三重の滝」は3つの滝の総称です。

  • 聖宝の滝
  • 不動の滝
  • 潮の滝(別名:牛尾の滝)

ほかにも名前の由来は諸説あります。上段・中段・下段からなる三段瀑であることから、不動の滝を「三重の滝」と呼ぶ人もいます。せっかくなので、今回は3つとも探索しました。滝の場所を詳細に示す案内板はなかったので、向かう際は事前に情報を収集しておくと安心です。

↓Google Mapで場所を見る
https://goo.gl/maps/VbAxheTBE867arCdA

聖宝の滝

残念ながら、聖宝の滝に続く道は草木が生い茂っていたため断念しました。聖宝の滝の場所は、駐車場近くにある伏見小社の裏側です。雑木林を抜けると、目の前に流れる聖宝の滝があらわれます。

↓Google Mapで場所を見る
https://goo.gl/maps/WFh4EpRDsUGzhcaTA

不動の滝

不動の滝は一言主神社本堂の右側に向かいます。奥に進むとすぐに不動の滝を発見。落差約20mの三段瀑で、滝壺はありません。目の前まで接近でき、迫力ある滝の流れを眺められます。

潮の滝

不動の滝とは反対に、潮の滝は一言主神社本堂の左側にある雑木林を抜けた先にある滝です。下津川に沿って上流を目指します。岩にコケが生えており、非常に滑りやすい足場でした。サンダルやヒールだと不向きです。潮の滝を見に行く人は最低でもスニーカー、持っているならトレッキングシューズや長靴を履くことをオススメします。

潮の滝は落差約10m、真っ直ぐ滝壺に流れる滝です。短めの滝ですが、自然あふれる中で聞ける滝の音に心が癒されました。


「潮の滝」「不動の滝」、どちらも神秘的で迫力を感じる滝でした。道中は険しい道のりということもあり、人けの少ない場所です。「一言主神社」の境内はまるで別世界にいるような、日常から離れた環境に浸れます。道の駅くしがきの里から車で約15分と近場です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

田中裕太

和歌山県生まれ、和歌山県育ちのフリーライター。大自然とおいしいものが溢れるこの街が大好きです。情報発信で地域貢献できるように頑張ります!ミッフィーグッズ集めがマイブーム。

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