高野下駅の駅舎ホテル「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道」宿泊レポート
南海電鉄・高野下駅の駅舎は大正14年築。
当時は最も高野山に近い駅だったため、「高野山駅」という名前でしたが、後に改名され、今の「高野下駅」となりました。
その中にあった係員室を宿泊ルームに改装し、ホテル「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」がオープンしたのは2019年のこと。
最初は駅の建物の中にホテルがあるってどういうこと?と驚きましたが、泊まってみると快適な空間と電車の心地よい音で、またリピートしたい思い出の宿になりました。
駅の改札を出て、切符売り場と並んでいるお部屋の入り口。
私が宿泊したのは、2部屋あるうちの広いほう「高野」という名前のお部屋でした。
受付もなく無人。電子ロックを解除して室内へ
室内は美しく、ダブルベッドが2つ。
この反対側にはデスクと冷蔵庫、ケトルや数種類の食器を置いてくださっていました。
水回りは心配なし。
大きなバスタブと、きれいなトイレがあります。
ホテルは完全非接触で、受付もありません。
清掃は近所の方が担ってくださっている様子。ホテルのドアを解錠するのは電子キーで、そのナンバーは事前にメールで届きます。夜の食事は近くの飲食店…はないので、橋本へ車を出して食べにいきました。
朝ごはんは電車にのり、九度山の人気店「くど」へ
朝は心地よい電車の音で目が覚めました。
それほど本数が走っているわけではないので、うるさいと感じることは全くありませんでした。
そして、待望の朝ごはんです。
チケットが室内に置かれていますので、それを持って隣の駅構内にあるおにぎり店「くど」へ。これがすごく楽しみでした。
電車、車窓好きには最高の環境ですね。
おにぎりもすごくおいしかったです。駅構内でかまど炊きをするってすごい。
この高野下駅からはなんば、高野山へ移動できます。
車がないけれど和歌山をゆっくり観光したいな…そんな方にもオススメです。電車好きには室内にある電車グッズや、あえて残してくださっている昔の駅舎の面影がたまりません。
お部屋は2種類あり、今回泊まった「高野」のほか、もう少しコンパクトな「天空」があります。
▼予約、室内の詳細は公式ホームページをご確認下さい