マツコの知らない世界で紹介された”和歌山異世界ルート”道の駅4つ
2022年11月22日に放送されたマツコの知らない世界は、道の駅大特集でした!
番組の冒頭で「もはや目的地」「観光地」と説明された道の駅。全国の道の駅を見てみると、本当に進化していて、さまざまな趣向が凝らされており、素晴らしい絶景とグルメを堪能できるなど、行くだけで楽しいスポットになっていると実感しました。
和歌山の道の駅も4つ紹介されましたので、まとめておきます。
車でラクラク行ける、和歌山道の駅”異世界ルート”
道の駅を回るだけなのに、異世界の景色を堪能できる!と紹介されていました。
マツコさんは「わたしのことをものすごい岩好きだと思ってる?」と言っておられましたが、和歌山の熊野エリアは熊野カルデラと呼ばれる火山活動の跡が残っているので、ものすごい大きな奇岩、切り立った岩壁を今も私たちが目にすることができるのです。その奇岩が道の駅の目の前にあるのが和歌山のスゴイところ。
道の駅一枚岩
高さ100メートル、幅500メートルの1枚の岩は、約1500万年前~1400万年前に形成された「古座川弧状岩脈」の一部です。この巨石が道の駅の目の前にあります。カフェから一枚岩を眺めながら食べるごはんはほんとに非日常で刺激的です。
岩は国指定の天然記念物で、道の駅との間には清流・古座川が流れています。一度は見たい景色ですね。古座川町は山の中なので海がなく、和歌山とは思えない景色がずーっと広がっています。
駐車場の車から降りなくても見られる絶景、と紹介されていましたが、カフェのごはんがおいしいので、ぜひ道の駅内のカフェにもお立ち寄りください^^
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道の駅瀧之拝太郎
次に紹介された道の駅瀧之拝太郎も古座川町にあり、一枚岩から車で20分の場所です。そしてこの道の駅瀧之拝太郎から徒歩1分のところには落差8mの滝があり、川を流れる小石に周辺の岩が削られて無数の穴が開いている景色が広がります。
これもまた一風変わった岩の景色。すべて自然がつくった景色で、この周囲も含めて人工物は本当に少ないです。民家はありますが、案内看板も最小限。目の前に広がるジオの世界を目一杯楽しむことができます。
道の駅虫喰岩
3つ目の異世界と紹介されたのは、道の駅瀧之拝太郎から車でさらに20分で道の駅虫喰岩です。まだ古座川町内です。古座川には道の駅が多いですよね。
そして道の駅虫喰岩も目の前に国指定の天然記念物である岩がドーンとあります。
高さ20mの岩に、虫に食べられたような無数の細かい穴が開いています。岩が風化して穴があき、この状態になっています。触るとポロポロとやわらかいです。虫喰岩も古座川弧状岩脈の一部です。熊野カルデラってすごい規模だったんだなと思いますね。
古座川町には古座川県立自然公園があり、奇岩・巨石に接するようにある道の駅はすべてこの自然公園内に含まれています。
かつての火山活動の痕跡が今も残る「奇跡の絶景」を古座川で堪能したあとは、少し離れた道の駅が”異世界ルート”の4つ目として紹介されていました。
この古座川県立自然公園から少し離れ、車で2時間ほど北上。和歌山県の中央に位置する由良町にある道の駅が最後、4つ目に紹介された道の駅でした。
道の駅白崎海洋公園
道の駅白崎海洋公園は由良町にある、一面が白い石灰岩に囲まれた道の駅です。岬からすぐの場所に道の駅の建物があるので、周囲はグルリと石灰岩が連なっています。
以前、テレビ番組「所JAPAN」でも紹介されていました(過去記事:テレビ「所JAPAN」で紹介された道の駅白崎海洋公園の絶景ポイント)。
ドローンで撮影すると、グルリ感がすごくよくわかります。展望台がありますので、海と白い岩のコントラストが映える景色を目で楽しむことができます。
この道の駅白崎海洋公園を取り囲む石灰岩は、約2億5000万年以上前に形成された岩だと言われています。このあたりでは化石も発掘されているといいます。途方も無い時間が経ち、風化しながらも、私たちの目を楽しませてくれている景色には感謝しかないですね。
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今回放送の「マツコの知らない世界」番組内では4つの道の駅が”和歌山異世界ルート”と紹介されました。南紀白浜などの海岸線とはまた違った、和歌山の魅力が多くの方々に伝わっていたらうれしいなと思います。
マツコさんは橋杭岩もご存知だったようで、「そこも混ぜておいたほうが良かったんじゃない」とおっしゃっていました。古座川町と橋杭岩がある串本町は隣接していて、橋杭岩の目の前には道の駅くしもと橋杭岩があります。よければ合わせて寄ってみてください。