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その他観光 2022.05.06

日本初!童謡を集大成した「日本童謡の園」。自然の中を散歩しながら童謡を学べるウォーキングコース

紀伊半島西岸の南端に位置するすさみ町。海岸線は豪壮なリアス式海岸で枯木灘(かれきなだ)と呼ばれる絶景が楽しめます。釣りやダイビングに訪れる観光客が多く、時期によっては伊勢海老やケンケン鰹といった海の幸も魅力的です。

すさみといえば海!というイメージですが、海岸沿いに一風変わった公園があります。その名も「日本童謡の園」。どんな場所なんだろう?と気になったので立ち寄ってみました。

日本童謡の園のアクセスと駐車場

日本童謡の園は、すさみ南IC&道の駅すさみから車で約3分です。近いですね。すさみ町のもう一つの道の駅・イノブータンランドすさみからは車で約7分です。入り口に大きな看板があるので分かりやすいです。


一応バス停もありました。


看板のところを道沿いに進むと広場があります。ここに駐車してよさそうです。線がないので縦に停めるのか横に停めるのかどちらが正解か分かりませんが、混むことはなさそうなので自由に停めてよいと思います。


日本童謡の園の歴史

日本童謡の園は昭和62年に完成しました。なかなか歴史のある公園ですね。以下、すさみ町商工会の公式サイトより引用します。

昭和62年10月、日本で初めて、童謡を集大成した公園として生まれました。

 

海岸美を誇る枯木灘県立自然公園内にあり、園内いたるところに童謡のメロディーが流れ、訪れた人をメルヘンの世界に誘います。

 

園内は、2つのゾーンからなり、「紀州の童謡広場」には、紀州ゆかりの「まりと殿様」、「鳩ぽっぽ」、「お花がわらった」が、枯木灘の海景色に沿って歩く「童謡の散歩道」には、皆様から選ばれた日本の代表的な童謡7曲の、それぞれのブロンズ象や歌碑が建ち、その前に立つとメロディーが自然に流れます。

 

白亜の灯台のある天然記念物「江須崎島」の散策も含めて、ピクニックコースとして最適です。


こちらは鳩ぽっぽの像と歌碑。ボタンを押すと音楽が流れます。


こちらは「まりと殿様」の像と歌碑です。紀州ゆかりの童謡だそうですが、残念ながら和歌山在住の筆者は知りませんでした…。こういう歴史文化は受け継がれていってほしいですね。

余談ですが、この「まりと殿様」の像は夕日が沈む時、タイミングと角度を見計らえば夕日でまりつきをしているような写真が撮れます。すさみの海が一望できる美しい場所です。


「まりと殿様」の看板とボタン。なんと、西条八十(さいじょうやそ)先生の作詞だったのですね。


教科書で習ったなつかしい童謡が多数

奥に続く道を進むと次々と童謡が流れます。残念ながらセンサーが壊れていて鳴らないものもありますが、散歩しながら童謡に触れられるのはなかなか楽しかったです。こちらは「赤とんぼ」。


こちらは「めだかの学校」。どれも学校で習った懐かしい曲です。


さらに奥に進むと木の展望台が見えてきます。この展望台は比較的新しそうです。登って海を眺めると気持ちがいいです。

この近くで童謡「うみ」が流れるはずですが残念ながらセンサーが壊れていたのか鳴りませんでした…。


冬に行ったので海風が冷たかったですが、遊歩道にはゆったりと木が生い茂っていて、春や夏に歩くと気持ちがいいと思います。ぜひなつかしい童謡を口ずさみながら散歩してみてください。

日本童謡の園は”すさみ八景”の一つ

すさみ町は町民らが選んだおすすめの観光地を”すさみ八景”として発表していて、この日本童謡の園も選ばれています。

・稲積(いなづみ)島
・上ミ山
・見老津駅
・恋人岬
・日本童謡の園
・江須崎
・琴の滝
・雫の滝

この”すさみ八景”は和歌山道の駅ドットコムでも各地をレポートしていますので、すさみ町巡りのご参考にぜひ他の記事も御覧ください。

和歌山道の駅ドットコム内の”すさみ八景”レポート

この記事を書いた人

しおこ

県外の大学卒業後、和歌山にUターン。和歌山に帰ってきてから和歌山が面白くなってきた人。自分自身が地域の魅力をもっと知りたい!という気持ちで和歌山ライターに。ウチとソトをつなげるローカルジャーナリストになりたい。海を眺めるのが好き。

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