道の駅熊野古道中辺路のテイクアウトグルメを「CABELO Coffee」へ持ち込んでみた
田辺市の国道311号線沿いにある道の駅熊野古道中辺路は、熊野古道の入り口に立地しており、熊野古道歩きを楽しむ方々が集まる場所です。そのため、持ち歩けるテイクアウトグルメの宝庫。道の駅オリジナルでいろいろなものをつくり、道行く人(歩く人、ライダー、ドライバー)に販売してくださっています。
熊野古道の入り口と聞くと、ものすごく山深いところにある道の駅のように感じますが、道の駅熊野古道中辺路からすぐ近くには近露(ちかつゆ)の集落があり、400人ほどが住んでいます。そして、ガソリンスタンドやAコープ、美術館、グランド、旅館、温泉、カフェなどが集まるエリアになっています。
近露地区は熊野古道・中辺路の中心的な集落であり、源氏の時代から栄えていた地区といわれています。熊野を目指す巡礼者を迎える使命を持ち、大昔から人が行き交う場所でした。
その近露地区の中に、自家焙煎コーヒーが楽しめるおしゃれなコーヒースタンド「CABELO(カベロ)Coffee」があります。お店の様子は過去記事にも書いています(過去記事:中辺路・近露の自家焙煎コーヒースタンドCABELOで地元の方とおしゃべり)。
MAP:https://goo.gl/maps/eXbQhbXC68zm1RJSA
飲食の提供はコーヒーだけのお店なのですが、なんと持ち込みOKなので、今回はこちらでおいしいコーヒーを楽しみながら、道の駅熊野古道中辺路のオリジナルパンをいただきました。遠足のようで楽しい!
大阪生まれのマスターがIターンで開いたお店
2013年に中辺路へ移住してきたマスターがコーヒー豆を焙煎し、コーヒースタンドを営んでいます。お店の外までコーヒーのよい香りが漂っています。隣には奥さまの美容室も。
今回は夏休みなのでお子さんたちも店内にいました。カウンターには近所の方が来られて、おしゃべりして豆を買って帰られていました。なんだか昭和風というか、昔にこんなシーン見たことがあるなと思って、懐かしい気持ちになりました。
暑い夏の日に、大きな氷の入ったアイスコーヒー(300円)。透明感のある味で、たっぷりカップに入って300円は激安です。この日はとても暑い日だったので、保冷できるカップに入れてくださりました。すぐに飲み終わってしまいましたが…。
席には中辺路に関する本もたくさんあり、コーヒーを飲んで休みながら読書も楽しめます。私は前回に続いて「中辺路町史」を読みました。中辺路はかつて西牟婁郡中辺路町でした。合併によって、2005年から田辺市となりました。田辺市はいろいろな町村と合併したので非常に広くて、道路を走りながらどこまで行っても田辺市だな!と思うことがあります。
道の駅熊野古道中辺路のオリジナルパンをCABELOの店内でいただく
手作り感のあるパンは、品物名もラベルも手書きで味がありました。
バラエティに富んだ品揃えで、どれを買おうか迷いました。
結果、私はカフェロール。友人はバナナケーキをチョイスしました。
店外の看板に「持ち込み可能」と書かれていましたが、一応マスターに確認。「どうぞどうぞ!食べてください。お弁当食べる人もいますよ」と教えてもらって、安心してパンをいただきました。おいしいコーヒーが飲めると、移動の疲れがずいぶん軽減されます。
パン以外にも道の駅のテイクアウトグルメを買って、コーヒーのお供に
熊野古道を歩いてはいませんが、テイクアウトグルメは変わらずおいしいです。パンのほかに、さば寿司と草もちも買いました。一つずつ包んでくださっているので、1人でもいろいろな種類を買いやすいですし、運転しながらでも食べやすくてありがたいですね。
さば寿司はちょっと甘めの味付けの酢飯で、歩いた後には体に染み渡りそうです。このあたりを1時間ほどハイキングする方も多いようなのですが、その後にはぴったりの栄養補給ですね。
草もちはふわふわに柔らかく、どうやって持って帰ろうか悩んだほどです(パックのほうを買えばよかったかも)。お土産にあげたところ大好評でした。
一つひとつ包まれたもの以外にもパックタイプもありますし、道の駅内の飲食スペースでオーダーしてランチを楽しむこともできます。
国道311号線はひたすら真っすぐの道で、運転は難しくないですが、慣れていないと疲れてくる道でもあります。道の駅熊野古道中辺路は田辺市街から本宮や新宮を目指すとちょうどよい休憩スポットなので、草もちやお寿司、パンを買って、コーヒーとともに食す休憩もよい時間になると思います。
CABELOさんの営業日等は公式Instagramをご確認ください。