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宿泊施設 2022.07.16

関西初の国立公園内にあるグランピング施設「In the Outdoor」 ペットと泊まれる棟もあり

白良浜やパンダといった華やかなリゾート地の顔である白浜市街地から南に足を伸ばすと、自然豊かで静かな日置(ひき)というエリアがあります。
特に日置川は鮎釣りができるほど澄んだ美しい川で、毎年多くの人が釣りやキャンプに訪れます。海あり山ありの大自然のある白浜町日置エリア、実は一部が国立公園になっています。
今回は関西初の!国立公園内にあるグランピング施設「In the Outdoor」についてご紹介します。

In the Outdoorへのアクセスと駐車場

In the Outdoorは「道の駅 志原海岸」から車で約2分とかなり近い場所にあります。
入り口はちょっと分かりにくいですが、志原海岸から北向きに進むと見えてくる「民宿ゆうき荘」を目印に左折します。

 

少しの間山道を進みますが、In the Outdoorの看板が見えてきます。看板通りに進むと駐車場があり、広いので何台も停められます。

 

こちらが受付のある棟。こちらで受付を済ませます。


室内も木の心地がよく、おしゃれです。この日はウェルカムドリンクが置いてありました。名産品の川添茶(かわぞえちゃ)のほうじ茶と煎茶です。よく冷えていて美味しかったです。


3つの部屋タイプ

部屋タイプ①〜グランピングテント〜

部屋のタイプは3種類あります。順番にご紹介します。
まず1つ目が、グランピングといえばこれ!なテント型宿泊施設。
・グランピングテントスウィート (ペット可) 5棟
・グランピングテントスウィートダブル 2棟
・ヴァナヘイムグランピング・デラックススウィート 1棟
テントタイプだけで3種類あり、広さが違います。


中はこんな感じで、まるでモンゴルのゲルのように豪華!デザイナー監修の内装だそうです。さすが、おしゃれですね。
夜はランプに灯りをともして過ごすと幻想的な雰囲気になりそうです。

 

部屋タイプ②〜プライベートキャビン with NORN〜

2つ目の部屋タイプは、プライベートキャビン。黒塗りのしっかりした造りの建物なので、テント泊が苦手な方にもおすすめです。
2〜4名宿泊可能で2棟あり、ペットが走れるドッグランもあります。

 

こちらがお庭兼ドッグラン。ワンちゃんが十分に走れそうです。焚き火もあるので夜は庭でゆったりと過ごせます。


室内の様子はこちら。小ぢんまりとした家のように快適です。写真左に見えているのはNORN(ノルン)の暖炉。部屋を温めるのと同時に、上段で鍋料理やピザの調理ができる優れもの。デザインもスタイリッシュでお部屋の雰囲気とマッチしています。
なかなか自宅に置くことができないので、宿泊した機会に使ってみたいですね。


こちらは寝室。ガラス戸を一枚挟んでいるので虫対策によいですね。カーテンがついているのでプライバシーも守られます。
朝、広々としたガラスから差し込む光と共に大自然の中で起きるのは気持ち良いと思います。

 

部屋タイプ③〜住箱 by snow peak〜

3つ目はアウトドアメーカーsnow peakによる住箱(ジュウバコ)というお部屋。東京オリンピックの国立競技場を設計した建築家の隈研吾とsnow peakが共同で開発した「住むを自由にする箱」です。
2名用が2棟あります。

木でできたトレーラーハウスで、車輪がついていて車で牽引できる家です。snow peak公式サイトの隈研吾さんのインタビューによると「旅をする建築」だそうです。
広々とした窓は額縁のようになっていて、外の景色を切り取って絵のように楽しむ効果もあります。本来移動するトレーラーハウスですので、移動するたびに景色が変わっていく面白い住まいです。

しっかりとsnow peakの文字が入っています。


室内はこんな感じです。眠ったりくつろいだりするのにちょうどいいサイズ感です。
今回は寝室のような感じですが、住箱は書斎やキッチンとしてアレンジすることもできるそうですよ。
住箱体験として宿泊してみてもいいかもしれません。

今回はウッドデッキがあるので外でバーベキューを楽しめます。


手ぶらOK!自分たちで仕上げるだけで本格的な味わいが楽しめる食事

食事は、プロ仕込みの本格アウトドアBBQ!食材は和歌山県産の新鮮なお肉や野菜を使用しています。
グランピングのバーベキューって面倒くさそう…というイメージがある方も多いと思いますが、調理はしてくれているので焼いたり盛りつけたり最後の仕上げだけをお客さんの方でするのでいつでも出来立てを味わえます。

試食でいただいたこのマグロのカルパッチョサラダが本当〜においしかったです!(試食なのにおかわりしてしまいました)


その他のメニュー一例はこちら。オーナーとシェフがこだわり抜いて考えた一流のメニューです。手ぶらのグランピングでここまでハイクオリティなものがいただけるとは思っていませんでした。


各部屋にバーベキュースタンドがあるので各自で食事を楽しめます!


国立公園内の絶景

敷地内の少し小高い丘を登ると、めずらしい形の岩壁と底が見えるほど美しい海の景色が楽しめます。
見学会で一緒になった地元の人は「昔は遠足でここに来たわぁ」としみじみしていました。当たり前のようにこんな美しい景色が見られるのは贅沢ですね。
都会から来た人は日常を忘れて優雅な自然の景色に浸ってみてください。


実はIn the Outdoorはこんな山の中にあります。国道からのアクセスはよく、上記の写真のような海も近いですよ。

(写真提供:In the Outdoor)

近くの散策スポット

最後に、周辺のおすすめスポットをご紹介します。
道の駅ドットコムでも志原海岸近くのスポットをいくつか紹介しているので参考にしてみてください!

道の駅 志原海岸すぐ隣!昼間から入れる温泉「リヴァージュ・スパひきがわ 渚の湯」

※In the Outdoorには温泉はないので、ゆっくり温泉に浸かりたい場合はすぐ近くの「リヴァージュ・スパひきがわ 渚の湯」の日帰り入浴がおすすめ!

志原海岸にある干潮時だけ行ける絶景スポット「鳥毛洞窟」

道の駅「志原海岸」の老舗ケーキ屋さん「ラ・バンビーナ」でイートイン

白浜の奇岩、クマに見える「ベアーズロック」

南紀白浜ではめずらしい藍染体験ができる「あさもと工房」。オリジナル雑貨の販売も!

 

以上、関西初の国立公園内にあるグランピング施設「In the Outdoor」についてご紹介しました。

本当に大自然に囲まれた気持ちの良い場所で、日常を忘れてリラックスできます。南白浜でグランピングスポットやペット同伴可の宿をお探しの方はぜひご検討ください!

→「In the Outdoor」の公式サイトはこちら

この記事を書いた人

しおこ

県外の大学卒業後、和歌山にUターン。和歌山に帰ってきてから和歌山が面白くなってきた人。自分自身が地域の魅力をもっと知りたい!という気持ちで和歌山ライターに。ウチとソトをつなげるローカルジャーナリストになりたい。海を眺めるのが好き。

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