かつらぎ町東谷地区・滝行の場にもなっている隠れた名瀑「文蔵の滝」
道の駅くしがきの里から北へ車で約6分、東谷地区にある「文蔵の滝」。「金剛生駒紀泉国定公園」内にあり、「紀の国名水100選」、和歌山県の「親しめる水辺66選」などに選定されています。古来より修験者の行場となってきた隠れ滝は、神聖な雰囲気を放っていました。
アクセス良し!駐車場から3分の歩ける秘境
くしがきの里から国道480号線を北へ、地蔵堂のところの東谷へ向かう道を右折します。道はさほど狭くはなく、対向することもそう難しくはないでしょう。駐車場には案内の看板があるので、迷うことはないでしょう。
駐車場からは徒歩約3分で滝の前の鳥居に到着します。前に小屋が建っており、「白の履物を各自で用意する」など、滝行をする際の注意事項が書かれています。
ここではまだ滝は見えません。濡れた岩場にロープが張ってあるので、それを手繰って奥へ進みます。水量の多い日などは川の流れの中を進むことになるので、長靴やウォーターシューズなど濡れてもかまわない靴で挑みましょう。
神聖な雰囲気を放つ隠れ滝「文蔵の滝」
岩場を進むと周囲300度ほどを岩に囲まれた洞窟のような小空間が現れ、そこに落差十数メートルの滝が落ちています。岩場に音が反響し、ほの暗い中を縫うように落ちる水はとても神秘的。水は生命の母であり、また一方で厳しい修業の場となっていることも納得の神聖な趣です。
ここは水遊びなどをする場ではなく、少し涼を求めたり、滝行はしないまでも雑念を洗い流したりするために訪れるとよいでしょう。きっと忘れられない光景が見られます。
訪れる際は、公式ホームページなどで最新情報をチェックしてください。