キャンプで人気!和歌山市「いの屋」のジビエ自動販売機で山の恵みを堪能
和歌山市藤田にあるジビエ専門店「いの屋」は、新鮮なジビエを24時間販売しているお店。ジビエとは、猪(いのしし)や鹿(しか)といった食用の獣肉のことです。牛や鶏と比べて取り扱い店舗が少なく、家庭の食卓に並ぶのは珍しいとされています。いの屋では、ジビエを「自動販売機」で購入が可能です。24時間いつでも気軽に購入できます。
気軽にジビエを食べてみたい方やキャンプ飯にジビエを食べたい方にオススメです。店頭に行きお金を投入して選ぶだけなので、缶ジュースを買う感覚で簡単に買えます。道の駅ねごろ歴史の丘から車で約9分の距離にあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
自動販売機でも品質は抜群
ジビエ自動販売機で売られているジビエは、どれも品質にこだわっています。いの屋の店主をつとめているのは、和歌山鳥獣保護管理捕獲協会の会長である北浦さん。猟師歴は、なんと50年以上の大ベテランです。経験豊富な北浦さんが目利きし、素早く血抜き・解体されています。
そのため、ジビエ特有の臭みや肉の硬直を極力抑えています。また、−22度で冷凍保存できる自動販売機だからこそ、24時間いつでも抜群の品質で提供が可能です。
全国初!24時間買えるジビエ自動販売機
ジビエ自動販売機が設置されているのは、店舗のすぐ手前です。自動販売機が自ら「ココ」と主張しているため、初めての方でもすぐに見つけられます。お店のシャッターは閉まっていましたが、自動販売機なので問題ありません。早速商品のラインナップを見ていきます。
私が買いに行った当日は、以下のジビエが販売されていました。
- 猪モモ肉 すき焼き用
- 猪モモ肉 焼肉用
- 鹿モモ肉 焼肉用
- 鹿ミンチ あらびき
商品は狩猟の成果や気候などに影響されます。ちなみに別の日は「猪のくん製」が販売されていたそうです。
価格は一律1,000円。紙幣と硬貨の投入口があるので、用意したお金を入れていきます。パネルの商品番号を選び、タッチすると購入できるので、使い慣れた缶ジュース用自動自販機の操作とあまり変わりません。簡単に購入できました。
今回は「鹿モモ肉 焼肉用」を購入。自動販売機の内部は−22度をキープしていますので、夏場もヒエヒエの状態で出てきます。中には丁寧にレシピが付いていました。普段ジビエ料理に慣れていない方でも美味しく調理できるようにと、親切な気遣いが伺えます。
いざジビエを調理!そして実食
実際に買った鹿モモ肉を調理してみました。せっかくの珍しいお肉なので、今回は同封されていたレシピにならって「鹿肉のシンプル焼き」でいただきます。
■鹿肉のシンプル焼き
- フライパンにオリーブオイルを入れ温める
- 適当な大きなに切った鹿肉を入れる
- 塩コショウとガーリックパウダーで味付けする
約5分で簡単に完成しました。今回は室内で調理しましたが、簡単に作れるのでキャンプに持っていくのも良さそうです。
ジビエ特有の臭みは、ほとんど感じられませんでした。もともと鹿肉は低カロリーで高タンパク。脂身が少なく、あっさりした味です。オリーブオイルの風味とガーリックのパンチが利いて、どんどん箸が進みます。
大自然の中で食べる「山の恵み」はまた格別
「山の恵み」であるジビエは、キャンプのお供にもオススメです。24時間手軽に買えるジビエ自動販売機は、キャンプ場に向かう多くのキャンパーから人気があります。
和歌山県の大自然の中で食べるジビエは雰囲気も相まって、より美味しく食べられるでしょう。もちろんお肉なので、空腹も満たされますよ。道の駅ねごろ歴史の丘から車で約9分のところにあります。拠点にされる方は、ぜひ一度ジビエ料理に挑戦してみてください。