かつらぎのポツンとカフェ「手網焙煎 歩里人珈琲」は自然の中の一軒家カフェ
かつらぎ町の畑の中にあるポツンと一軒家カフェ「手網焙煎 歩里人珈琲」は、その名の通り自作の網を使って手作業で炒ったコーヒー豆を使っている、コーヒーを中心とするカフェ(コーヒー専門店)です。
コーヒー豆は世界でも一握りという高品質の、こだわりの豆を厳選しておられます。それをデジタル温度管理しながら手で炒るというアナログな手法と組み合わせて、ここだけの味わいが作り上げられています。
建物は古民家ではなくおしゃれな感じで、品のある感じに仕上げられた内観と、周囲の畑の緑が相まって、すごく落ち着く場所です。来られている客層も年配のご夫婦から赤ちゃん連れファミリー、女性グループなどさまざまな方々が来られています。
道の駅紀の川万葉の里から車で5分、くしがきの里からは8分。国道と京奈和自動車道の間にお店があります。
店舗へ上がる道は少し細いですが、細い道の距離はそれほど長くないので、注意を払えばそれほど苦労せずたどり着くことができます。
緑の中にある、落ち着いた雰囲気の一軒家カフェ
かなり遠方から来られている方も多いと思いますが、観光という雰囲気は全くなく、地元密着型の喫茶店に近い雰囲気です。コーヒーがメインですが、手作り窯で焼くピザも絶品です。ランチ用途でも立ち寄れます♪
店主さんのお子さんも店内にいることが多いですし、店主さんもとてもおしゃべりが面白いので、いつも明るい雰囲気です。これが私はとても好きで、近くにいくとつい寄りたくなる、そんなカフェです。
ブレンドコーヒーは酸味とコクがあるけど、嫌な苦味や油っこさが全然なく、スッキリとした後味。最初は飲んだことがある馴染みある味わいだと思って飲み始めるのですが、飲み進めると「アレ?飲んだことがないスッキリ感と嫌味のなさ」と気づいてきます。
昔に比べて圧倒的に美味しくなったコンビニのコーヒーや缶コーヒーであっても辿り着けない別次元の味わい。
ワインやウィスキーのように何十年と熟成させなくても、毎年様々な特徴を持ち、育て方や焼き方で味わいが千変万化する潜在力。
そんなコーヒーが、何気ない毎日を過ごしていたところに突然現れる衝撃。
「それに伴う感動的な経験と発見のお手伝いをしたい!」というのが、歩里人珈琲のコンセプトのひとつです。
ホームページに店主さんが書かれている内容、すごく納得できます。高すぎない価格、自然に囲まれたロケーション、アットホームな雰囲気でこのコーヒーはほんとにスゴイです。
▼ホームページに思いが綴られているのでこちらも合わせてぜひ
ピザは店主のお父さんが釣ってきた魚をメインの具に
パリパリのピザはふわっとした魚の身によく合います。魚は選ぶことができて、この日はタチウオをチョイスしました。
タチウオってこうやって食べるのが正解だったかも、と思うほどのおいしさでした。和歌山ではタチウオがよく釣れるので刺身や煮付け、焼き魚としてよく食べますが、タチウオの味がはっきり感じられて、ピザもよかったです。
生地はパリッと香ばしく、カタめタイプ。魚の柔らかさが際立つ〜!
魚以外にも「自家製ベーコンのトマトピザ」(1,100円)も。魚のピザは1,500円です。
コーヒーが中心とはいいますが、ソーダも揃っています。店主さんはソーダが好きなのかもしれないのですが、アイスコーヒーも炭酸入りのものをおすすめしてくれます。
カフェラテをつくる機械は自作とのこと!
なんでも自作しちゃうのが歩里人珈琲さんのすごいところ。カフェラテをつくるのに必要な機械類も自作。そして目の前でフォームミルクをコーヒーに注いでくれました。
コーヒーの味もしっかり感じられますが、甘味も十分感じられるカフェラテです。苦味が出過ぎないよう工夫されていて、ミルクの自然な甘味が全面に出てくる淹れ方でした。普段砂糖を入れないとコーヒーが飲めないという方でも十分そのまま飲めます。カラメルのような味もして、複雑にいろいろな味が絡み合っています。
カフェラテはピザにセットにできない(割引がない)メニューですが、満足度はすごく高いです!
歩里人珈琲
住所:かつらぎ町移218
お店の営業情報は公式Instagramをご確認ください。
https://www.instagram.com/porito.coffee/
新機能「みんなの和歌山」について
この度、ユーザーのみなさまが発見した和歌山の良スポットを共有し作り上げていく新機能「みんなの和歌山」を追加しました。
今回取り上げたスポットだけでなく、和歌山県内の様々なスポットを読者のみなさまがシェアできる機能になっています。是非、みなさまのオススメを教えてください!
面白スポットやグルメ情報、デートスポットなど、色々な情報を登録して和歌山を盛り上げていきましょう!