高野山と九度山の密接な繋がりを学ぶ!道の駅併設の「世界遺産情報センター」
道の駅「柿の郷くどやま」に併設されているのが「世界遺産情報センター」。
九度山から高野山にかけての歴史や文化、観光案内の情報を一気に得られる便利な施設です。
真田幸村の甲冑が迎えてくれる
センター入り口を入ると、いきなり朱塗りの甲冑が。
これは真田幸村の甲冑のレプリカ。
関ケ原の戦いで豊臣側についた幸村は、父の昌幸と共にここ九度山に蟄居していたのです。
兜には、真田の家紋「六文銭」を見ることができます。
これは一緒に記念写真を撮っておきたいですね!
こぢんまりとした館内ですが、情報が濃縮されています。
(引用元:道の駅「柿の郷くどやま」)
センター内は3部構成。
九度山町ゾーンと町石道ゾーン、高野山ゾーンに分かれます。
慈尊院のご本尊で秘仏である国宝「弥勒菩薩坐像」や、撮影不可の高野山奥の院御廟橋の先の写真も展示されており、実際には見られない場所もじっくりと学ぶことができます。
高野山と九度山の密接な結びつき
高野山のふもとである九度山。
高野山への参詣、そして高野山についても詳しい説明があります。
高野山参詣のジオラマ。
弘法大師が、慈尊院から奥の院御廟まで一町(109m)ごとに木製の卒塔婆を立て、道しるべとしました。
上皇がたが高野山詣でをする際に1本ずつ礼拝をして登った様子を表しています。
また、九度山の「慈尊院」には、弘法大師の母が住んでいました。
弘法大師は月に九度、この道を歩いて母のもとへ通ったと言われていることから、この地は「九度山」と呼ばれるようになったのです。
高野山の四季のうつろい、そして奥の院、密教の中心となる仏である大日如来の説く真理や悟りの境地を視覚的に表現した「両界曼荼羅」の展示も。
熊野三山と高野山を含めた、「紀伊山地の霊場と参詣道」。
世界遺産の位置関係と全貌です。
九度山から高野山を訪れる際に、ひととおり見ておきたい情報がぎゅっとつまったセンターです。
周辺施設のパンフレットもたくさんありますよ。
開館時間は9時00分~17時30分です。
訪れる際は最新情報をご確認ください。