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グルメ 2022.09.28

築160年の古民家をリノベーション!雑貨店とカフェを併設する「黒江ぬりもの館」で山椒香る「黒江カレー」を

道の駅「四季の郷公園」から南へ車で約20分。
海南市の中心部に、昔の職人町の面影を残す紀州漆器の町・黒江(くろえ)があります。
町歩きが楽しい黒江の町で、まず訪れたいのが「黒江ぬりもの館」。
古民家のなかに、漆器の雑貨店とカフェが同居しています。
艶やかな黒い漆器を思わせる、黒い「黒江カレー」を味わってみませんか。

細い路地に面した築160年の古民家は雰囲気抜群

駐車場は黒江の郵便局のすぐそば。
「黒江ぬりもの館」からは徒歩1分くらいです。
専用駐車場が5台、「観光用駐車場」が10台分利用できます。

外格子が印象的な佇まいの黒江ぬりもの館は、築160年にもなる古民家。
江戸時代末に建てられた際は漆器職人の家だったそうで、1階は住居、2階は作業場として使われていたと言い伝えられています。

店の前には、昔の荷車・大八車の上にうるしの桶が置かれ、かわいらしい草花がアレンジされていました。
黒江の街並みにはこうしたうるし桶がたくさん飾られています。

入口入ってすぐのところには、漆器や和雑貨が販売されています。
手に取りやすい価格の漆器のお箸や汁椀、漆器で作ったピアスなどのアクセサリー、また切子のグラスなどかわいらしいものがたくさん。

カフェコーナーには靴を脱いで上がるスタイル。これはくつろげそう…。

カウンター席に座ると、レトロな灯り。
格子の外の小道を街の人が行き交う姿が見えます。


追い山椒でピリリとシビ辛!黒い「黒江カレー」

ランチのカレーは2種類から。
スープカレーの「ガネーシュ味わいカレー」(935円)と、真っ黒の「ぶどう山椒入り黒江カレー」(1,100円)。

「気まま定食」(1,200円)はメインのおかずを選べます。

カフェづかいにもぴったりの「ぜんざい」(550円)も。

私が訪れたのはお昼ごはんどきだったので、「黒江カレー」を注文しました!

じゃーん、黒い「黒江カレー」です!
白熱灯の灯りでやや茶色がかって見えますが、実物はかなりの黒。
この黒色は竹炭の色なんだそう。
器やお箸、スプーンは、口当たりの優しい漆器でした。
さすが漆器の町、黒江ですね。

ほろほろに煮込んだビーフがゴロンと入っていて、なかなかボリュームがあります。
山椒の新鮮な香りが、後味にかすかに感じられます。
付け合わせはキャベツのマリネです。

もっと山椒を味わいたい!という人のために、赤山椒のミルがついてきます。
これをゴリゴリすってかけると、お好みのフレッシュ&シビれる山椒カレーに。

黒江カレー自体が割とまろやかで辛口ではないので、赤山椒をかけるといいアクセントになりました。

築160年の古民家。
畳の部屋は居心地がよく、ご近所の女性グループや親子連れなどのゲストがそれぞれに思い思いのゆったりとした時間を過ごしていました。

定休日は、火曜・水曜。11時~17時の営業です。

お腹がいっぱいになったところで、黒江地区を散策することにしました。
その様子は次回ご紹介します。

訪れる際は、公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。

黒江ぬりもの館

この記事を書いた人

二階堂ねこ

奈良育ち、大阪の出版社勤務を経て、結婚を機に和歌山に。在住約20年を数え、もうすっかり和歌山人のつもりです。海のある街に猫と住む夢が叶ってごきげん。取材やインタビューをメインに活動しつつ、地域の魅力を発信したいフリーライター。

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