【桃の選び方①】農家さんの名前で買うor統一されたものを買う
桃を直売所やネットショップで買うといっても、さまざまな違いがあります。
まず一つ目は、農家さんの名前が出ている桃か、出ていない桃かという違いです。農家さんの名前がわかる桃を買えるお店、そしてもう一つは共同で選果されるなど農家さんから集めた桃を販売しているお店の2パターンがあります。どちらも特徴があるので、どちらがいいかを選ぶのはお好みだと思います^^
①農家さんの名前を見ながら買う
道の駅の産直コーナーの野菜やフルーツを見てみると、出荷した農家さんの名前が載っています。これは登録した農家さんが自分で袋や箱に野菜やフルーツを詰めて道の駅へ持ってきて、ご自身の名前入りのバーコードを貼って、販売しているからです。
ネットショップでも農家さんの名前がわかるものや、農家さんが直で運営しているネットショップから買うと、次に買う時には「あの農家さんの桃がおいしかった」と指名買いができるようになります(ただ、ファーマーズマーケットなどではお名前だけで連絡先などは載っていません)。
デメリットは、農家さんによって出荷する時期が違ったり、そもそも出荷できない年があったりして「Aさんの桃がほしいのに買えない」ときもあること。例えば桃の直売所では、シーズン中でも収量が少ない日はお休みになることもあります。ネットショップでも早く売り切れになってしまって買えないということもあります。
②みんなで出荷・選果して統一されているものを買う
名前が書かれていないパターンのお店は、例えばJAや組合のようなところです。農家さんがまず選果場へ桃を持ってくる。そこで仕分けされて、さまざまな農家さんがつくった桃を混ぜて袋や箱に詰めて販売しています。こちらは品質が一定になりやすい、数が多いので買いやすいなどのメリットがあります。
JAなどのネットショップでは農家さんの名前が出ていませんし、ふるさと納税も「○○県産」や品種だけ書かれていて生産者さんがわかりません。>>ふるさと納税で桃を探す
必ず品質を一定に保って販売できるよう、集めて販売する形を取ってくださっています。数が多いのでギフトなどは安心ですね。
直売所の違いをチェック(紀の川市)
それでは和歌山県紀の川市にある主な直売所で農家さんの名前が出ている/出ていないで分けてご紹介していきます。お出かけの参考になれば幸いです。
※農家さん直営の直売所(「A農園直売所」といったお店です)はその農家さんのものしか売っていないので、すべて「農家さんの名前が出ているお店」です。今回は農家さんが個人的に開いている直売所は当たり前といえば当たり前なので除外して、それ以外のところで農家さんの名前が出ている、出ていないに分けてご紹介します。
農家さんの名前が出ている
●JA紀の里めっけもん広場
和歌山で大型ファーマーズマーケットといえば、めっけもん広場。登録農家さんの名前がバーコードに載っています。それぞれ農家さんが工夫しているのでラベルなども違います。価格もそれぞれが付けているのでバラバラです(JAが出荷しているものについては名前が載っていません)。
●ふうの丘
紀ノ川農協が運営するファーマーズマーケット。登録農家さんの名前がバーコードに載っています(農協管轄のものは名前が載っていません)。
統一されている(農家さんが混在している)
●道の駅青洲の里
敷地内にJAが運営する農産物直売所があります。こちらも地域の農家さんが丹精込めて作った桃が並びます。
●桃山特産センター
JAが運営する桃山町の特産品を扱う直売所です。一部農家さんの名前が出ているものもありますが、桃はお店のスタッフさんが選んで詰めています。そのため、一箱の価格も幅があります。スタッフさんの鋭い目で選ばれているんだなと感じます。
→和歌山の「桃山特産センター」で「あら川の桃」店頭に(和歌山経済新聞)
●JA紀の里西部流通センターあら川の桃直売所
こちらもJAが運営する直売所です。桃山特産センターとの違いは、JAで箱詰めしていること。一箱の価格は統一されていて、迷いなく買えます。
→https://goo.gl/maps/UsuXk3UWvcCfuRK66
●あら川第一桃生産組合 第一直売所
「あら川の桃」といえば!の組合が運営する直売所。組合員さんの桃を自前の高性能センサー付き撰果機でチェックするなど最新の設備を導入しています。
●あら川第一桃生産組合 第二直売所
組合が運営するもう一つの直売所です。仕組みは同じです。
売り方の特徴の一つであり、どちらが良いというものでもありません。
お気に入りの農産物の買い方を見つけていただければいいなと思います。