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グルメ 2022.05.26

日高川町の道の駅SanPin中津でジビエランチ「ほろほろ鳥の丼」

阪和道湯浅御坊道・川辺ICを降りて車で10~20分ほど走ると、日高川町にある「道の駅 SanPin中津」に到着します。SanPin中津は和歌山県で2番目にできた道の駅で、開業は1993年。開業時は合併前の中津村という地名でした。

地元の農産物、ジビエのほか衣奈でとれた海産物(ひじき、のりなど)や鮎などの川の幸も販売していて、種類豊富な商品が棚にズラリと並んでいます。

道の駅併設のレストランで町の特産品・ほろほろ鳥が食べられる!

道の駅の隣にある農家レストラン「ほろほろ亭」は、店名の由来でもあり、町の特産品でもあるほろほろ鳥を使った料理が看板メニューです。

希少なジビエであるほろほろ鳥が気軽に味わえる、珍しいお食事処です。地元の方が新聞を読みながら定食を食べている横で、観光客が名物メニューの写真を撮っている…という光景もよく見られます。

ほろほろ鳥は食べたことも見たこともないという方も多いかもしれませんが、SanPin中津がある日高川町では長い飼育の歴史があります。フランスから日本へと伝わり、1982(昭和57)年に日高川町内で本格的な飼育がスタートしました。和歌山県は山間部が多く畜産物が少ない県なのですが、日高川町は昔から畜産に力を入れてきました。ほろほろ鳥も県内唯一の産地です。

ジビエランチに舌鼓

このお店には「ほろほろ焼き鳥」や「ほろほろ丼」など、ほろほろ鳥を使った様々なメニューがあります。
私はほろほろ鳥と鶏卵を使用した、親子丼ならぬ「ほろほろ鳥の親戚丼(税込1150円)」をいただきました。

ほろほろ鳥は弾力がありますが、鶏肉のささみのようにあっさりとした味わい。赤身が濃くしっかりとした肉質なので、噛めば噛むほど旨味が広がります。

その他、ジビエ以外の地元食材を使ったメニューも。
「旧中津村御膳」という定食は1日5食限定。鮎の一夜干しや地元野菜の煮物、天ぷらなど地元食材のおいしさがぎゅっと1食に詰まっていますので、観光で行ったときにはピッタリです。数に限りがありますので、少し早めの時間帯に行ってみてください。

お腹がいっぱいになったら特産品直売所へ。
新鮮な野菜や果物、ジビエ、お土産があり、地元の方々が一生懸命育てたり作ったりしたと感じられるものが並んでいます。ほろほろ鳥や鮎も売っているので保冷バッグやクーラーバッグ持参がオススメです。

旅の疲れを癒せる、のんびりした雰囲気の道の駅とレストラン。
町内にはキャンプ場やロッジもありますので、お泊りで訪れるのも少しマニアックでいいところです。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。