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アクティビティ 2022.08.10

龍神温泉街から歩いてのぼる「曼陀羅の滝」へ、歩いてすぐと聞いていたけれど…

龍神温泉へ向かうと、温泉街のすぐ手前に道の駅龍神があります。道の駅龍神を通り越したら、もう龍神温泉はすぐそば。車で数分で到着します。

龍神温泉には宿泊施設があるほか、それぞれの施設で日帰り入浴が楽しめます。ナンバーを見ると県外からのお客様が多いようです。そして、この日は夏休みということもあって宿泊する方々も多いようでした。

その温泉街を歩いていると、龍神名所「曼荼羅の滝」への案内看板が出ているのが目に付きます。複数箇所に出ていて、観光案内図にも大きく紹介が出ていたので、そこまで歩いていくことにしました。滝マニア的にもオススメのスポットらしいです。

温泉街から山をのぼること約600メートルで「曼荼羅の滝」

クチコミを見ていると「歩いてすぐに行けます」と書かれているものが多かったので、入浴前に足を伸ばしてみることにしました。

住宅の間を進んでいきます。もうけっこう急な坂です…。

飲食店「ほったて小屋」さんの入り口前を通り過ぎて山のほうへ入っていきます。これがわからず、何度か行ったり来たりしてしまいました。とても狭いですが、階段や坂がしっかり上まで続いています。

滝へののぼり口には「0.6km」の表示があります。先にお伝えしてしまうと、道中は細い山道を進むので、スニーカー推奨です。また、虫も多いので、長袖長パンツがいいと思います。本格的な装備は不要ですが、階段をのぼったり一部滑りやすいところを歩いたりするので、旅館の外履きスリッパやサンダルなどで行かれるのはオススメしません。

半分以上は舗装されている道や階段です。雨さえ降っていなければそんなに滑ることはないかもしれませんが、柵は途中でなくなるので注意です。

のぼり始めるとなかなか急で労力が必要

案内看板がしっかり出ているので迷うことはありません。真夏でしたが、少しのぼっただけでかなり涼しくなり、マイナスイオンを感じました。

人は多く通っている様子で、ゴミも落ちておらず、きれいに整備されていました。一人でも安心してのぼれました。が、とにかく思っていた以上に急で、200mほどのぼったあたりで引き返そうかと悩んだくらいです。

ずーっと遊歩道をのぼっていくと、残り200mくらいのところに東屋があり、座って休むことができます。私は迷わず座りました…。高い木に囲まれているので日差しに当たることなく進めますが、まちなかに比べるとかなり涼しいとはいえ、8月だったので汗だくになりました。

健脚な方であればこの600mの道のりを約10分〜15分くらいでいけると思います。

私は慣れていないこともあって、25分ほど(そのうち休憩5分ほど)かかりました。

滝へ到達!落差約12m

滝のすぐそばまで階段が付いています。この日はかなり水量が少なく、滝の真下へ出られたので、そこから撮影してみましたが、水が少なく岩肌ばかりが写っています。

弘法大師の修行場でもあったと伝えられている滝です。この周辺だけとても湿度が高く、ひんやりとした神秘的な雰囲気でした。

温泉街から奥山へのぼり始めるのは簡単なのですが、けっこう山の中をグルグルと歩きます。山の中の600mはなかなかの距離だなぁと思いました。往復で30分〜45分ほどを見積もってのぼられるとよいと思います。

■私のかかった時間

のぼり:25分(うち休憩5分)

くだり:10分

滝での撮影:5分

もっと写真があればよかったのですが、しんどかったのか道中も滝もブレている写真が多かったです。龍神に来て、少し山の中を歩いてみたいというときには距離的にもかかる時間的にもちょうどいいスポットであるのは間違いありません。ただ天候によっては足元も滑りやすくなっていると思うので、歩きやすい靴で安全にのぼってくださいね。

この曼荼羅の滝のほかにも、龍神には歴史ある見どころがたくさんあります。例えば天誅倉もその一つです。

温泉を楽しむだけで終わらず、せっかく来られたからには、ぜひこのエリアの歴史を感じて、神秘的な雰囲気の中で心身ともにリフレッシュしていただければと思います。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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