美しい自然の残る古座川町の名瀑「神水瀑」
古座川町の道の駅一枚岩から県道38号線を道なりに西へ4〜5分進むと、「神水瀑(しんすいばく)」と呼ばれる落差15mの滝があります。
一枚岩の前に掲示されていた案内板にも神水爆の表示がありました。
神水瀑は、その名前の美しさそのままに滝壺の水は清らかで、周囲の森林もとても神秘的です。
林道から少し降りたところから滝が見えます。
滝は見下ろすような格好になるのですが、思わず息を飲んでしまうほどの美しさ、迫力がありました。
古座川沿いの集落から徒歩5分ほど登っていく
15軒ほどのおうちと田んぼ・畑が集まっている小さな集落から、「神水瀑」の看板が出ている山の方へ登っていきます。車は県道沿いにも停められますし、山の入口付近にも停められそうでした。この山道も車のタイヤ跡があるので登れそうですが、せっかくなので歩いて登るほうが滝の音も聴こえてワクワク感が高まります。
歩いていくと、白い看板が見えます。
白い看板の矢印のほうへ目をやると、そこにはもう滝が見えます!
ただ木々があるので全貌は見えず、少し滝のほうへ降りていく必要があります。普通の運動靴なら問題ないですが、サンダル等では滑りそうなので注意してください。
滝壺が美しく、滝の水音に囲まれるよう
この滝の水は集落の方々の飲料水となっているとのこと。
こんなきれいな水を水源とできるとは、さすが古座川町です。古座川町は自然の多い和歌山の中でも大自然の中といえるエリアで、はるか昔に火山があったことを肌で感じられる場所です。
和歌山県でも代表といえる自然の美しさを誇る古座川町。
神の水の名前が付いている神水瀑も、見ていて飽きない完成された自然を感じます。
ちなみにこの滝のある地名は「一雨(いちぶり)」。
古座川の水が石に当たってしぶきが舞っている様に由来するとのこと。
水の豊かさを感じられますね。
古座川町にある天然林はその多様な生態系が貴重なことから、北海道大学の研究林になっています。街からは時間がかかる場所にある古座川ですが、和歌山でも随一の自然があるエリアです。ぜひ足を運んで、山や滝の美しさを感じてみてください。