丹生都比売神社や高野山にほど近い古民家一軒宿「南峰庵」に宿泊!
かつらぎ町・天野地区に、1日一組のみが泊まれる一軒宿があります。古民家を改修し、とてもきれいにされていて、おもてなしやお食事も素敵でした。女性オーナーのおもてなしの心が感じられ、日常を離れた癒やしの時間を過ごすにはぴったりのお宿でした。
場所は道の駅柿の郷くどやまから高野山の方へのぼること、車で約20分。丹生都比売神社のすぐお隣です。公共交通機関で訪れたい方は、宿のオーナーが送迎も相談の上で請け負ってくれるとのことですので、電車でも行くことができます。
朝は周囲を散策する方が多いというのもうなづけるロケーション。ジブリのとなりのトトロに出てくるような中で泊まることができる…というイメージです。
門をくぐって振り返ると、この風景です。田んぼでは天野米が育てられていて、実ったお米をこのお宿でも夕食・朝食で食べることができます。
丹生都比売神社のすぐお隣、そして丹生の神様が降り立った場所もすぐ横に
このお宿のすぐ横は、高野山周辺の神様といわれる丹生明神が降り立ったといわれるスポット「奥之沢明神」です。丹生の神様は弘法大師空海より先にこの地にいたため、空海はその存在を頼って高野山方面へ足を運んできたともいわれています。世界遺産・丹生都比売神社はその丹生明神を祀っている神社です。
奥之沢明神はパワースポットというか不思議なスポットでした。道からちょっとしか入っていない場所なのですが周囲と空気感が違い、引き込まれそうな気分になりました。この場所と丹生都比売神社の間にちょうど南峰庵はあります。
お宿はしっかりした設備と昔ながらの建具などが素敵に融合
この長い歴史のある天野の土地で、民家として使われてきた建物をリノベーションされています。雰囲気は昔の懐かしさが残っていますが、家具や設備はこだわって選ばれていて、過ごすだけで体の疲れが取れました。
リビングはテーブル+チェア。この大きなテーブルで食事もいただきます。
食事は炊きたての天野米も食べられます。天野で収穫された野菜もたっぷり。お酒も和歌山のものがそろっていました。(食事は別記事で詳細をご紹介します)
寝室は2つ、4つのベッドがありグループやファミリー宿泊も快適
素敵な寝心地のベッドが1階、2階に4つ。それぞれに空調もあり、心地よい睡眠が取れます。
2階にはワークスペースもあります。ワーケーションの場所として、プロジェクト合宿にもオススメです。
ワークスペースのお隣が2階の寝室です。このスペースで夜にコーヒーを飲んだら、最高に癒やされました。棚にはかつらぎ町に関する本をはじめ、大人から子どもまで読んで楽しめる本も置いてくださっていて、テレビやYouTubeから離れた時間を過ごせます。
水回りも美しい、今治タオルは持ち帰ってOK
ホテル以外に泊まるとなると、気になるのが水回りです。こちらは複数人で泊まることを想定して洗面台も2台ありましたし、アメニティもかつらぎ町の築野食品さんの自然派化粧品「イナホ」(詳細は過去記事かつらぎ「築野食品工業」vol.4~ 米ぬか成分たっぷりの自然派化粧品「イナホ」)でした。使い心地もよかったですし、アメニティ一つでも地元愛を感じられるチョイスで心打たれますね。
お風呂は4人でも入れそうなほどの大きさ。沸かすのに40分かかるとのことで食事中にセットしてもらいました。シャワーも2つありました。
人数分の今治タオルのバスタオルとフェイスタオルがセットされていて、使用後は持ち帰りもOkとのこと。真っ白いタオルをありがたくいただいてきました。
気配りが行き届き、また、和歌山のよいものを感じられるお宿南峰庵。和歌山の紀北エリアでは大きなホテルがそれほどないので、ファミリーやグループ、一人旅に過ごすにはぴったり。ロケーションも宿内の雰囲気も満足できること間違いなしですね。
※紹介しきれないので食事や細かな設備は別途記事をまだ書いていきますのでシリーズで読んでいただければと思います。
お宿南峰庵の混み合うシーズン
桜、ホタル、紅葉の季節はかなり早くから予約がうまるそうです。この時期の宿泊を考えられている方は、お早めにご予約を!宿の予約は1週間前までとなっています。
南峰庵の宿泊予約はお電話(080-1514-4351)か公式InstagramのDMより。
お宿のオーナーが更新されている公式Instagramでも南峰庵の写真がたくさん掲載されています。