種類いろいろ!秋〜春先に大量の柑橘が並ぶファーマーズマーケット「紀菜柑」
都会の人が田舎に来て楽しめる意外なスポットの一つがファーマーズマーケット(産直スーパー)です。
あまり市場に出回らない野菜や新鮮な野菜が数多く並び、高級スーパーで買うより断然安いです。
和歌山といえばやっぱりみかん。みかんの品揃えナンバーワンと言ってもいいほどバラエティ豊かなファーマーズマーケット紀菜柑(きさいかん)が田辺市にあります。
紀菜柑へのアクセスと駐車場
紀菜柑は道の駅 紀州備長炭記念公園から車で約14分、南紀田辺ICから約3分と立地の良い場所にあります。
南紀田辺ICを降りてバイパス沿いに走り、奇絶峡方面に行く道で降ります。バイパス下の交差点のところに紀菜柑があります。
駐車場は広いですが、土日は買い物客でいっぱいになることも。車が多い時は出入りしづらい道ですので十分注意してください。
みかんだけじゃない!花も充実
みかんの紹介は後ほどしますが、紀菜柑は野菜・梅干し・米・備長炭製品など何でも揃うファーマーズマーケットです。そのほとんどが地元から仕入れたもので、生産者の名前も書いています。特に地元の美味しい野菜が安く売られているのでおすすめです。
紀菜柑は花コーナーも充実しています。私が知る限りこの辺りの産直スーパーで一番の品揃えだと思います。春にはウメやサクラの枝、夏にはアジサイやホオズキなど、季節の花が並びます。
この日はスターチス、ダリア、かすみ草、ユリなどが並んでいました。ものにもよりますがだいたい一束200〜400円くらいです。
スターチスは県外の方には馴染みがないかもしれませんが、和歌山県では紀中の印南町などでよく栽培されています。触るとパサパサしていて枯れにくいのでよく仏花として使用されますが、ドライフラワーにしてもおしゃれです。
定番みかんから希少かんきつまで様々な種類が並ぶ
そしていよいよみかんです!見渡す限りみかん、みかん、みかんが並びますがよく見ると1つ1つ種類が違います。生産者によって味も違うのでお客さんは真剣に選びます。「誰々のみかんは美味しい」という噂が流れてくることも。人気のみかんはやはり早くなくなります。
みかんだけでなく柑橘なら何でも揃う!というほどたくさんの種類があり、レモンやライム、すだちも並んでいます。
中でも北山村の「幻の柑橘・じゃばら」が置いてあったのには驚きました。北山村でしか作られていないので幻の柑橘と呼ばれています。じゃばらは「邪を払う」と言われている縁起のいい柑橘です。花粉症に効くという研究もされているそうです。
みかんは11月ごろというイメージがありますがそれは早生(わせ)と呼ばれる種類で、冬が旬のみかんもあります。
9〜11月:極早生みかん
11〜1月:早生みかん
1〜3月:ぽんかん、いよかん、はるみ
2〜4月:しらぬい、はっさく など
有田は有田みかんが有名ですが、田辺は柑橘の種類が多いことで有名です。中には県民も知らないほどマイナーな柑橘もあります。あまり多く作られていないので行ってみないと何が置いてあるか分かりません。色々食べ比べしてみたいですね。
1月:はれひめ
1〜2月:たまみ
2〜3月:はるか
2〜4月:ブラッドオレンジ など
さて、今回はぽんかんを購入してみました。6〜7個入って320円です。ぽんかんは手で剥けるので食べやすいですよ。
切ってみるとこんな感じです。サイズは温州みかんとあまり変わりませんが皮が少し厚く、種があります。中袋は薄いのでそのまま食べられます。どちらかと言うと酸味より甘味が強いみかんです。
みかんだけでなく花や野菜、米や味噌なども取り揃える紀菜柑。地元民が普通に通うファーマーズマーケットです。めずらしいみかんや地元の野菜を買いたい場合はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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