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フルーツ 2022.10.05

1年中みかんが実る和歌山の田辺市秋津野、本格的な収穫時期は10月から

みかん・オレンジが一年中実る地域、和歌山県田辺市秋津野。江戸時代に生まれた紀州備長炭発祥の地でもあり、景勝地・奇絶峡も有する、大変豊かな自然に囲まれた場所です。

山のふもとから中腹にかけて、日当たりのよい斜面に目を向けると、所狭しとみかんの木が植えられています。秋が近づくと色づいたみかんがキラキラと光っているようで、とても美しいです。

9月のみかん畑はまだまだ緑色一色でした。けれど、すでに極早生品種のみかんは収穫が始まり、直売所にはみかんが並び始めています。この秋津野エリアにある農産物直売所「きてら」へ出向き、販売状況やこれからの収穫カレンダーを確認しました。

「きてら」は道の駅紀州備長炭記念公園とは車で約8分離れていますが、道は1本なので途中には奇絶峡があり、大変美しい道のりなので、ぜひどちらも立ち寄ってみてほしいなと思います。

9月は極早生品種が少し販売、10月から本格的にスタート

9月は、極早生品種が並んでいました。この日は「ひなの姫」と「YN(ゆら早生)」の2種類でした。ひなの姫は初めて見たのですが、極早生のイメージより大きめで、皮も柔らかかったです。極早生品種の味は酸味が強いので、すっぱいみかんのが好き!な方にはオススメです。

■秋津野みかんカレンダー

「きてら」の店内には、みかんのカレンダーがありました。10月の極早生みかんから始まり、仏手柑(ぶしゅかん)、温州(うんしゅう)みかん、伊予柑(いよかん)と続きます。真冬になるとポンカン、ネーブルなど甘いみかんもたくさん出てきます。

お好きなみかんが販売される時期に、ぜひ田辺に行って産直をのぞいてみてくださいね。

近年は非常に品種も多くなり、和歌山県民でも知らないみかんがたくさんあります。季節が移り変わりは、売り場に出ているみかんの品種を見ると感じられます。1ヶ月の間にもどんどんと変わっていきます。それだけ味も違いますので、初めて見つけた品種を買ってみて、お好みの味を探してもらえたら楽しいかも!と思います。

産地直売所「きてら」の駐車場には柑橘がたくさん植えられていた

ぜひ「きてら」に立ち寄ったら駐車場の柑橘の木も見ていただきたいです。さまざまな種類が植えられていて、それぞれの違いを目の当たりにできます。

甘夏、金柑などわかりやすくプレートも付けられて栽培されています。畑に植えられているみかんはパッと見て「どの種類だ」とはなかなかわからないので、こちらで見ていただくとわかりやすくていいなと思います。

10月から温州みかんの収穫時期に入ります。
ぜひ和歌山に来たら道の駅や産地直売所でいろいろな品種のみかんを探して、少量の袋詰めされたものを買って味比べをオススメします。酸っぱいもの、皮がしっかりしているもの、水分量が多いもの、糖度の高いもの…本当にいろいろな味があるんです。県民は酸っぱくて小さいみかんが好きな人が多いのではないかと個人的に思っています。

産地直売所「きてら」は地元の方々が集まってつくった法人が運営しています。営業時間等は公式ホームページでご確認のうえ、ご訪問ください。

https://kiteraga.com

 

 

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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