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その他観光 2022.04.11

和歌山に残る潜水橋は2つだけ!古座川・明神の潜水橋を渡ってみた

古座川町にある世界遺産の一枚岩を一望する道の駅一枚岩から、国指定の天然記念物の虫喰岩前にある道の駅虫喰岩へ向かう途中にフォトスポットとして人気の「明神の潜水橋」があります。

潜水橋(せんすいきょう)とは川の増水時には川に沈んでしまう設計でつくられた橋のことをいいます。水位が低い状態では問題なく通行できますが、川が増水すると沈むため渡れなくなります。流木等による橋の倒壊を防ぐため、細く、低く作られています。

明神の潜水橋

現存する潜水橋は和歌山の紀南地方には、富田川にかかる潜水橋と、この古座川・明神地区にかかる潜水橋の2つだけ。この明神の潜水橋は2006年に洪水被害を受け倒壊しましたが、地元住民から声が上がり、復旧されました。地元住民の方々にとっては、生活に必要不可欠な橋です。

また、南紀熊野ジオパークの見どころの一つにもなっており、ジオサイトとして登録されています。潜水橋は地元の方々の防災意識、災害への対策の意識から生まれたものです。

昔はもっとたくさんの潜水橋が各地にありましたが、洪水被害等によって倒壊したり大きな橋に掛け替えられたりして、少しずつ数を減らしているといいます。


欄干がなく見晴らしがよい!映えるフォトスポット

潜水橋には欄干や手すりなど水の負荷がかかるものは設置されていません。その構造上の特徴から、通常時に渡るときには少々スリルがあります。また手すりやワイヤーが写り込まないため、爽快感のある写真が撮れます。

車はNGですが、自転車やバイクは通行可能。

撮影スポットとしてツーリングやサイクリング途中に立ち寄る方々が多いスポットです。

ただ、この橋へ入っていく道がすでに狭いです。特にバイクや自転車を押していると非常に危険があるので、足元にはくれぐれもお気をつけください。


駐車場は400m離れた「みんなの店」へ
バイパス沿いなのでわかりやすい場所にありますが、付近に駐車場がありません。一枚岩方面にある「みんなの店」の駐車場へ停めることが役場から推奨されています。

▼駐車場について

https://kozagawakanko.jp/tourism/165/

また、案内用の大きな看板も立っていないので、目的地までGoogleMAPのナビ機能などをお使いいただくことをオススメします。目印はすぐ近くにある明神郵便局です。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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