マナーに十分留意して!仮眠(車中泊)ができる和歌山の道の駅
最近注目されている旅の手段が、車で旅をしてそのまま車で宿泊する「車中泊」です。気軽に旅行ができるので、車中泊しながら移動、観光するのは楽しいですよね。
しかし、実は「道の駅での車中泊」には、グレーゾーンが含まれています。
国土交通省のQ&Aでは、下記のように解説されています。
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。
<引用元:>国土交通省「道の相談室」
では、どこまでなら仮眠としてOKなのかという線引きはわかりにくく、運営者の判断にゆだねられている面もあります。そしてその運営者の判断は、仮眠(車中泊)での利用者のマナーにかかっています。
そこで今回は、和歌山道の駅ドットコムが和歌山県内の道の駅に独自取材し、「マナーを必ず守る」という前提条件のもとに、仮眠(車中泊)についての状況を訊ねてみました。
マナーを守り、ご近所への迷惑がない状態なら仮眠(車中泊)してもよい道の駅リスト
前提として、宿泊ではないのでテントやキャンピングカーでは泊まれません。長期滞在によって出たゴミは持って帰る、大きな音を出さないなどのマナーを守るのが必須です。また、できれば事情があるであるとか体調が悪いなどの状況で長時間にわたって車を停めるのであれば「声をかけておいてほしい」という道の駅もあります。事前確認や、当日の声がけをしておくと、より過ごしやすくなるかもしれません。
紀北エリア
・San Pin 中津
・しらまの里
・紀の川万葉の里
・明恵ふるさと館
・根来さくらの里
・あらぎの里
・かつらぎ西(上り)
・かつらぎ西(下り)
・青洲の里
・くしがきの里
・ねごろ歴史の丘
・四季の郷公園
紀中エリア
・ふるさとセンター大塔
・龍神
・志原海岸
・熊野古道中辺路
・みなべ梅振興館
・紀州備長炭記念公園
・水の郷日高川龍游
・椿はなの湯
・田辺市龍神ごまさんスカイタワー
・くちくまの
紀南エリア
・イノブータンランド・すさみ
・おくとろ
・なち
・滝の拝太郎
・すさみ
・たいじ
上記は、2021年度に取材した当時、「マナーを守れば仮眠してもよい」と答えてくださった道の駅の状況です。
ここに載っていない道の駅は、「住宅が近い」「そばにキャンプ場がある」などの理由があります。状況が変わる可能性もあるので、前もって問い合わせてみてください。
仮眠(車中泊)をする際の注意
上記ように仮眠を伴って長時間駐車してもよいとしている道の駅でも、共通してコメントしているのが「マナーを守ってほしい」ということ。
長時間滞在によって出た大量のゴミは持ち帰る、コンセントなどの備品を勝手に使ったりトイレで洗濯をしたりしない、近隣に騒音を出さないよう気を付ける、テント泊はしない、長期滞在を行わない、駐車枠を占有しないなどです。基本的なマナーをおさえておきましょう。
道の駅はホテルやキャンプ場ではなく、休憩をする場所であるということを肝に銘じておきましょう。
道の駅一枚岩、白崎海洋公園は仮眠を伴う駐車はNGですが、キャンプ場があるので、そちらを利用する手もあります。また、四季の郷公園は、9時~17時の間なら3分200円でシャワーが使えます。
かしこく楽しく、和歌山の旅を楽しんでくださいね!