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グルメ 2022.08.18

道の駅しらまの里でローカルな出会いを楽しむ〜珍しい食材、老人会発行の本、レジでの会話〜

道の駅は、地元(ローカル)を感じるモノやヒトとの出会いがあるのも楽しさの一つです。特に地元に密着した道の駅であればあるほど、私たち観光客にとっては驚くような出会いにあふれていると思っています。

和歌山県内の道の駅をたくさん回る中で、特に私にとって驚くべき出会いがたくさんあったのが道の駅しらまの里です。これまでに私が行ったことがないエリアだったということもありますが、醸し出るローカル感に惹かれています。

道の駅しらまの里は、和歌山県内で8番目にできた道の駅です。かなり人里離れた山奥にあり、特徴として”珍しい、ここでしか買えない地元の産品が多い!”ことが挙げられます。有田川町と日高川町の境にあるため、日高エリアの産品と有田川町の産品の両方が揃います。

アユ、アマゴ、とうもろこし、ジビエ肉、カニ、マムシ…!

季節によって販売されているものはさまざまですが、いつも行くたびに「わー!」と思うものがお手頃価格なのでいろいろ買ってしまいます。

夏の季節はレジで買える焼きとうもろこしとアイスコーヒー

夏はレジ横に焼きとうもろこしがあります。いつも何本かあり、先日買ったときの味はバターでした。めっちゃ甘くておいしかったです。

レジではドリップして淹れてくれたアイスコーヒーも買えました。バタバタしていて写真がないのですが、スタッフのお姉さま方がつくってくださっていて、すごく香りもありおいしかったです。アイスコーヒーは150円でした。

とうもろこしとコーヒーを持って、道の駅の前を流れる修理川に足をつけて食べました。暑い中の最上級のひとときでした。

■アユ、アマゴも冷凍から真空パック、干物まで多様

このあたりの名産であるアユやアマゴも、いろいろな形で売っています。冷凍庫にもジビエ肉と並んでアユ、アマゴがありましたし、常温で持って帰れる味付き真空パックや、干物も。

建物の規模からするとこじんまりした売り場に見えますが、地元のものがギュッと詰まっています。

■秋の取材ではカニも…

去年の秋にはカニもいました。

■マムシも…

■お茶も多数

漢方専門店で売っているような健康茶もすごい数が売っています。商品名の「いってる ハブ茶」がツボでした♪

季節ごとに並ぶ商品は変わるのでご紹介しきれないとは思うのですが、これからもいろいろ買ってみたいと思っています。

老人会発行の冊子「修理川の遺跡と伝説」は極上の読み物

このエリアの歴史が詰まっていて、すごく面白く、グイグイ読めました。

 

なぜ修理(すり)川と呼ばれるようになったのかであるとか、この道の駅すぐそばにある廃校になった小学校の歴史、遺跡のことなど、幅広くこの地域のことがまとめられています。

地元の方々が情報を集めて書いた本は、これ以上ない貴重な資料です。なかなか流通しないものなので、私は地域にあるミュージアムショップなどで見つけたら買うようにしているのですが、この「修理川の遺跡と伝説」は道の駅売店の目立つところに置かれていて、思いがけない出会いでした。1000円でした。印刷は中和印刷さんです。

観光地のない山奥だから、小規模だからといって、何もないわけじゃない

こちらの道の駅ではレジのお姉さま方との会話を楽しむお客さんにも出会いました。私たちにも「どこから来たの」など話しかけてくださり、楽しい道の駅です。このアットホームな雰囲気は、なかなかないので(似ているところでいうと道の駅熊野古道中辺路でしょうか、でもしらまの里のほうが立ち寄る人数が少なく静かで山奥っぽいです)、これからもこのやさしい雰囲気で道の駅が運営されていくといいなと思っています。

この道の駅しらまの里を過ぎて日高川町に入ると、ヤッホーポイントや美山漕艇場があります。美山漕艇場はボート競技の大会が行われるところなのですが、とても景色がきれいなので、ぜひしらまの里まできたら、そのままトンネルを抜けて日高川町へ足を運んでみてください。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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