1. ホーム
  2. 特集記事
  3. グルメ
  4. 紀の川・行列が絶えない中華そばの名店「うらしま」で、濃厚なのに辛くない風格を感じる1杯を
グルメ 2022.12.08

紀の川・行列が絶えない中華そばの名店「うらしま」で、濃厚なのに辛くない風格を感じる1杯を

道の駅青洲の里から車で岩出方面へ約15分。国道24号線の岩出バイパス沿いに、和歌山県民だけでなく他府県からも客足が絶えない中華そば(和歌山ラーメン)の名店「うらしま」があります。
営業時間はお昼の11時~13時のみで、売り切れ次第終了、しかも日曜と祝日はお休み。
そんなハードルの高い営業時間にも関わらず、いつも行列が絶えず、売り切れも多々。
評判の美味を実際に味わってみるべく、平日のお昼前にお店を訪れてみました。

銘店伝説 ラーメン倉庫 2人前×6袋【冷蔵】 アイランド食品 / 和歌山 / 醤油豚骨味 / 生めん / 幻のラーメン店の味を再現 / 中細ちぢれ麺


見逃しそうな店構えに注意

国道24号線を岩出からかつらぎ方面に向かって走っていく途中の花野地区。周囲が田畑ばかりになったあたりで、突然左手にあるのが「うらしま」です。そこそこ大きな看板がありますが、注意してみていないと見逃しそう。

 

店前の駐車場は舗道から乗り入れる形で、約5台しか車を停められません。
70mほど先に専用駐車場がありますので、満車でも諦めずそちらへ移動しましょう。

ちょっと走ってひとつめの曲がり角を左に入ったところが駐車場です。

訪れた日は平日のお昼前だったので、待たずに入れました。
店内はお座敷席と、テーブル席で約20席ほど。
1人客の場合は、テーブル席に案内されます。
店内はいかにも町の食堂といった感じでこざっぱりとしています。
女性客もちらほら。

まず入り口横の券売機で、食券を買いましょう。

中華そば600円、中華そば1.5玉700円、ダブル800円、白ご飯は150円です。
濃厚な味付けなので、リーズナブルにお腹いっぱい食べたい人は、白ご飯を注文する人が多いようです。

麦茶やお水はセルフサービス。
自分で用意してしばし待ちます。


濃厚でありながら辛くない風格のある味わい

中華そばを注文して、10分も待たないうちにお姉さんがあつあつの中華そばを持ってきてくれました。
テーブルにれんげがないよ?と思ったら、みんな自分で冷蔵庫の上に取りに行っていました。
れんげもセルフサービスのようです。

ストレート麺に濃厚な醤油豚骨のスープ、チャーシューが2枚のっています。
評判のスープはやはりとても濃厚!
豚骨由来なのか、少しとろっとしています。
濃厚なのに塩辛さはあまり感じず、むしろこってりまろやか。

麺はちぢれのないストレート麺。
やや硬めのゆであがりでコシのある食べ心地だと思いました。

ぶあついチャーシューは、しっかり味がしみ込むまで煮込まれたバラ肉で、口のなかでとろけるようでした。
チャーシューにこだわりのある人も、きっと満足。
2枚入って食べ応えがあります。


最後のスープをれんげですくうと、魚粉か骨粉のような粉が残ります。
その粉感のある旨味も、クセになる味なのです。

一口食べて衝撃のウマさ!といったビビッドな感じではなく、じわじわと「あーおいしいわ」と実感する、歴史を感じる1杯でした。

お昼をまわったら、平日でありながら、外には行列ができていました。
お客さんの回転は早いので、そう長く待たないかもしれませんが、売り切れには注意ですね。
この日もお昼すぎにごはんは売り切れていました。

アクセス良好という立地でもなく、平日と土曜日の11時~13時のみと、なかなかハードルは高いですが、ラーメン好きな人はぜひ名店の味を味わってみてください。

中華そばうらしま

この記事を書いた人

二階堂ねこ

奈良育ち、大阪の出版社勤務を経て、結婚を機に和歌山に。在住約20年を数え、もうすっかり和歌山人のつもりです。海のある街に猫と住む夢が叶ってごきげん。取材やインタビューをメインに活動しつつ、地域の魅力を発信したいフリーライター。

関連コンテンツ