木の神様・伊太祁曽神社でいのちの水で淹れたコーヒーをいただく
和歌山市の道の駅四季の郷公園からほど近い場所にある、木の神を祀る伊太祁曽(いたきそ)神社。日本書紀にも記されているご祭神・五十猛命は木の神様であり国土緑化の神様でもあります。紀伊の国の元となったといわれてる神社です(木の神=木の国=紀伊国)。
そのほかにも航海交通安全を司る神でもあるため漁業関係者が信仰したり、厄除け祈願に来られる方が多かったりすることから、地元では参拝者が非常に多い神社として知られています。
4月には木に感謝する「木まつり」も
御神木は昭和37年の落雷で炎上し、3mほどが残っています。そのよこには杉が植えられ、多くの人に成長を見守られています。例年4月には木に感謝する「木まつり」があり、お守りにも木に関するものが多いです。
境内も非常に広く、木々に囲まれており、とても静かで落ち着いた時間を過ごすことができます。
境内の山中から汲み上げられる「いのちの水」
境内の井戸から湧き出る水は”病人が元気になる力がある”とされ、四季を通じて多くの人が汲みに来られているそう。
山の中を歩いて、水の神さまと井戸の神さまをお祀りしている御井社へ向かいます。その前にある井戸から汲み上げられる水が”いのちの水”といわれています。神様がいるところなので、撮影は遠慮しました。駐車場からそれほど遠くないので、ぜひ歩いて行ってみてください。汲むための杓子など置かれていました。
茶屋でいのちの水で淹れたコーヒーが味える
旅行中など、なかなか汲み上げた水を持ち帰るのは困難です。境内にあるお茶屋さんでコーヒーが飲めますので、立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。
伊太祁曽神社が旧社務所を使って運営している休憩所「木もれび」。お正月はぜんざいや甘酒が楽しめます。通常はコーヒーや梅の実を使ったジュースなど、ドリンクメニューが提供されています。
大きな木の根元を見ながら、カウンターでコーヒーをいただきました。神様にそなえていた鏡餅の柿も出していただきました。感激!元気になりそう!
休憩所「木もれび」は神社ホームページにもあまり書かれていないのですが、オープンの経緯や店内については和歌山経済新聞の和歌山・伊太祁曽神社に週末限定カフェ 旧社務所を休憩スペースにという記事に詳しく書かれています。行かれる方は参考になさってください。
伊太祁曽神社は和歌山南ICからも近く、和歌山電鉄・伊太祈曽駅もすぐそばにあります。交通の便がよい場所ですので、ぜひ和歌山に来られたらご参拝になってみてはいかがでしょうか。
伊太祁曽神社
住所:和歌山県和歌山市伊太祈曽558
公式ホームページ:https://itakiso-jinja.net/
伊太祁曽神社はSNSも熱心にされており、TikTokもやっています…すごい。