1. ホーム
  2. 特集記事
  3. フルーツ
  4. 【2022年】和歌山県でブドウ狩りができる農園のエリア別まとめ
フルーツ 2022.09.01

【2022年】和歌山県でブドウ狩りができる農園のエリア別まとめ

和歌山県は「フルーツ王国」と呼ばれています。秋のブドウ狩りは大人も子どもも楽しめる上、旬で美味しいブドウが食べられると大人気です。今回は和歌山県でブドウ狩りが楽しめる農園や直売所を紹介します。各道の駅からも近いので、ドライブや旅行の際にぜひ訪れてみてください。また遠方で和歌山県に足を運べない方に向けて、ネットショップで購入できる産地直送のブドウも紹介します。

和歌山県でブドウ狩りを楽しめる主な3品種

ブドウの旬は夏から秋にかけてです。和歌山県では、8月上旬〜10月中旬にかけてブドウ狩りが各農園で開催されています。おなじみの「巨峰」や皮ごと食べられる「シャインマスカット」、爽やかでフルーティーな「ピオーネ」が大人気。和歌山県のブドウ狩りで食べられる主な3品種です。それぞれの特徴や味について解説します。

■巨峰

ブドウの中でも比較的よく目にし、なじみのある巨峰。特徴は非常に強い甘みです。糖度18〜20度で大粒なため、一粒ずつに食べごたえを感じられます。しかし皮は分厚く渋みがあり、皮ごと食べるのには向きません。

収穫時期は8月上旬〜10月中旬と長く、多くの農園で栽培されています。栽培方法によって種なしの巨峰も存在するため、好みがある方は事前に農園を調べておくと安心です。

■シャインマスカット

近年、非常に高い人気を誇るシャインマスカット。シャインマスカットが人気の秘密は、次の3つにあります。

  • 酸味は少なく糖度18度以上と、しっかりした甘みを感じられる
  • 種なしで食べづらくない
  • クセのない薄皮は皮ごと食べられる

手軽に食べられるシャインマスカットは、子どもでも食べやすいブドウとして人気があります。また収穫時期は8月下旬〜9月中旬と短めです。そのためシャインマスカットのブドウ狩りを開催する農園は、毎秋多くの家族で賑わいます。

■ピオーネ

ピオーネの糖度は16〜20度、収穫時期は8月下旬〜10月中旬です。巨峰とマスカットを交配して作られました。粒は巨峰より大きく、果肉がしっかりと詰まっているため食べごたえがあります。巨峰の強い甘さとマスカット特有のさっぱりした味わいがあいまって、フルーティーで上品な味わいが人気です。

ピオーネの種ありと種なしは、農園の栽培方法によってさまざま。また皮に渋みがあります。種や皮が苦手な方は、種なしピオーネを栽培している農園のブドウ狩りに参加しましょう。

和歌山県でブドウ狩り&食べ放題の農園4選

和歌山県でブドウ狩りを楽しめる農園を、エリア別に紹介します。中には食べ放題OKの農園もあるので「ブドウを心ゆくまで食べたい」という方にオススメです。

和歌山県は、上質で多彩なフルーツ栽培が可能なフルーツ王国です。ブドウ農園は県内随所に存在します。大阪や奈良方面からアクセスしやすい紀北や紀中、レジャーやワーケーション事業で来訪者が増えつつある紀南。和歌山県はあらゆる地域でブドウ狩りを楽しめます。

■有田川町/有田巨峰村 森園

和歌山県中部の有田川町にある有田巨峰村は、多くのブドウ農園が密集した観光農園団地です。農園の数は驚異の19農園。ほぼすべての農園でブドウ狩りや直売が開催されています。道の駅明恵ふるさと館から車で約9分の距離にあるのも嬉しいポイントです。

数あるブドウ農園の中で、森園は「巨峰狩りと梨狩り」がセット。さらに県内でも珍しい「シャインマスカット狩り」があり、毎年シャインマスカット目当ての方が森園を訪れます。どちらも入園コースだけでなく食べ放題コースもあります。

残念ながら、シャインマスカットコースは2022年9月下旬まで予約が埋まっていました。こちらはキャンセル待ちや来年の旅行計画の参考にしてください。

【有田巨峰村 森園】

  • 住所 和歌山県有田郡有田川町川口1054-24
  • TEL 0737-42-3843
  • 営業時間 8~18時
  • 開園期間 8月上旬〜10月中旬
  • 直売所 あり
  • 入園料金 
    巨峰狩り&梨狩り入園コース:大人800円/小学生600円(小学生未満は無料)
    巨峰狩り&梨狩り食べ放題コース:大人2,000円/小学生1,000円/幼児500円
    シャインマスカット食べ放題コース:大人2,800円/小学生2,000円(小学生未満は無料)

■印南町/サンシャイン牧場果樹園


引用元:サンシャイン牧場果樹園公式Facebook

紀中の印南町にあるサンシャイン牧場果樹園は、ブドウ狩りが楽しめる牧場です。東京ドーム約4.5個分からなる広大な敷地で、開放感を楽しめます。「馬やヤギなどの動物とのふれあい」「バーベキュー」「農業体験付きの民泊」と、ブドウ狩り以外に豊富で多彩なレジャーも魅力です。

サンシャイン牧場果樹園のブドウ狩りは時間制限なしの食べ放題。巨峰やマスカットを思う存分堪能できます。サンシャイン牧場果樹園の位置は、道の駅SanPin中津と道の駅みなべうめ振興館の中間地点。どちらも約23分で向かえる距離で、ドライブにぴったりの場所です。

【サンシャイン牧場果樹園】

  • 住所 和歌山県日高郡印南町印南原5640
  • TEL 090-4764-2155
  • 営業時間 10~17時
  • 開園期間 8月中旬〜9月下旬
  • 直売所 あり
  • 入園料金 時間無制限食べ放題:大人1,000円/小学生800円

■かつらぎ町/御所観光案内所

国道24号線沿いにある道の駅紀の川万葉の里から車で約10分と、比較的アクセスしやすい御所観光案内所。かつらぎ町御所地区の高原丘陵地にあり、寒暖差の大きさを活かして上質なブドウを栽培しています。食べ放題はなく、ブドウ1キログラムに対する収穫買取制です。

品種はピオーネやシャインマスカットなど、人気のブドウが揃っています。宅配も受け付けていますので、収穫したブドウをそのまま贈り物にすることが可能です。

【御所観光案内所】

  • 住所 和歌山県かつらぎ町御所63-10
  • TEL 0736-22-7737
  • 営業時間 10~17時
  • 開園期間 8月22日〜9月25日
  • 直売所 あり
  • 入園料 収穫買取制 
    ピオーネ:1,200円/kg
    シャインマスカット:2,000/kg

■田辺市/紀南観光ブドウ園


引用元:紀南観光ブドウ園「ぶどう園のこと」

和歌山県のブドウ農園は紀北や紀中に集中しています。しかし、実は県内で最も早く収穫時期を向かえるのは紀南の紀南観光ブドウ園です。7月末〜10月上旬まで開園しており、長期間にわたり巨峰やピオーネ、シャインマスカットを食べられます。

紀南観光ブドウ園は和歌山県を阪和自動車道で南下し、南紀田辺ICを下りて約6分。紀南エリアの入り口に位置しており、白浜町や串本町などの観光とあわせて足を運べるブドウ園です。また約16分走ると道の駅くちくまのもあるので、昼食や休憩に立ち寄ってみてください。

【紀南観光ブドウ園】

  • 住所 和歌山県田辺市稲成町1635
  • TEL 0739-22-4568
  • 営業時間 9~18時
  • 開園期間 7月末〜10月上旬
  • 直売所 あり
  • 入園料 収穫買取制 
    巨峰:1,200円/kg
    種なしピオーネ:1,300円/kg
    シャインマスカット:1,700/kg

「ブドウ狩りになかなか行けない」方には和歌山県内の農家さんから通販もオススメ

遠方で和歌山県に足を運べない方は、ネットショップがオススメです。収穫量の多い和歌山県のブドウ農園は、産地直送でブドウのネット販売を行っています。収穫から間もないブドウを出荷するため、遠方でも心配ありません。和歌山県産の旬で上質なブドウを食べられます。人気のシャインマスカットは、県外の方々にも大好評です。ぜひ口にしてみてください。

■有田巨峰村 巨峰

有田巨峰村森園で収穫された特選巨峰です。自家製肥料で大切に栽培されています。数年間の皇室献上実績をもつ最高品質の味は絶品。

■観音山フルーツガーデン シャインマスカット

種なしで皮まで食べられるため老若男女に大人気!冷蔵庫に入れて10日間保管が可能。熟成するとさらに甘みが増します。

和歌山でブドウを買うなら直売所がベスト!

和歌山県内ならスーパーでも県内産のブドウが買えますが、やはり農家さんが出荷している直売所がオススメです。農園で収穫したてのブドウは、ブドウ狩りで収穫したものと遜色ありません。「ブドウ狩りよりも食べる専門」「手軽に上質なブドウを買いたい」という方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

■ブドウ農園の直売所

当然ですが、ブドウ農園はブドウの直売もしています。採れたてで新鮮なブドウを買えるだけでなく、めずらしい品種が並ぶのは農園ならでは。ときにはスーパーで買うよりも安く買えることもあり、ブドウを買うならまず間違いのない直売所です。

■ファーマーズマーケット

ファーマーズマーケットは、さまざまな野菜や果物が直売されています。秋を迎えると多くのブドウ農家が持ち寄り、店頭にブドウがずらりと並びます。時間をかけてブドウ農園に足を運ぶ必要はありません。複数の農園で収穫されたブドウの中から、納得したものを探し出せます。

フルーツ王国の和歌山県は、季節ごとに並ぶフルーツが次々と変わります。ファーマーズマーケットにふと立ち寄ってみると、お買い得なフルーツや珍しいフルーツと出会えるかもしれません。お宝探し感覚で立ち寄るのも良いでしょう。和歌山県のファーマーズマーケットの様子は過去記事:和歌山で桃、スモモ、スイカの季節が終わったら、8月はブドウ、ナシ、イチジクへ」でもお読みいただけます。

■道の駅

道の駅にも地元の農産物を販売するコーナーがあります。小規模な農家さんも道の駅には多く出荷していて、市場などに出荷するほど多く栽培しているわけではないけれど、丁寧に生産しているという農家さんのブドウが買える穴場的な存在です。道の駅によっては農産物販売の棚が小さいところもありますが、その土地でつくられた、その時期だからこそ食べられる野菜、フルーツが手に入ります。

農園さんやマーケットを回ったり、ブドウ狩りに行く時間がなかったりするときも、道の駅なら立ち寄りやすい場所にあります。ぜひ和歌山のブドウを買って、その味を堪能してくださいね。

この記事を書いた人

田中裕太

和歌山県生まれ、和歌山県育ちのフリーライター。大自然とおいしいものが溢れるこの街が大好きです。情報発信で地域貢献できるように頑張ります!ミッフィーグッズ集めがマイブーム。

関連コンテンツ