かつらぎ町・「堀越癪観音」(堀越観音)天然記念物の山茶花の老樹を見に
道の駅かつらぎ西から紀北かつらぎICを降りて、県道61号線を経由し約30分程度、大阪府との県境の山の中に「堀越癪(しゃく)観音」はあります。ここに国の天然記念物に指定されている樹齢500~600年とも伝えられる山茶花(さざんか)の老木があると聞き、訪れました!
山間にひっそりとたたずむこじんまりとした山寺
まずは本堂にお参りします。本堂に祀られていているのは本尊の「十一面観世音菩薩」です。
こちらのご本尊は、7世紀の山岳修行者であり、修験道の開祖であると伝えられている役行者(えんのぎょうじゃ)が、母親の癪の病の際に祈願して彫刻したと伝わる秘仏です。癪は腹部や胸部に痛みを伴う内臓疾患の俗称で、今もそのいわれから、病気の平癒を願う参拝者が多く訪れます。
本堂の隣に山茶花の老樹が
本堂の東隣にあるのが、国の天然記念物にも指定されている山茶花の老樹です。樹齢500年~600年とも伝えられているだけあり、低木の山茶花にしては幹周り約1.4m、高さ約13mの大きな木です。
2013年頃、樹勢が極度に衰えたことがあり、樹医に幹の空洞部分などを治療してもらったそう。そのかいあって、老樹でありながら、花をたくさんつけています。
境内には樹齢400年とも言われる大銀杏もあります。遠くにかつらぎの山並みを望む里へ、初冬の風情を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
訪れる際は、公式ホームページなどで最新情報をチェックしてください。
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