東西から寄せては返す波が枯木灘の奇観!恋人岬の見どころを解説
紀伊半島西岸の南端に位置するすさみ町。海岸線は豪壮なリアス式海岸で枯木灘(かれきなだ)と呼ばれる絶景が楽しめます。
釣りやダイビングに訪れる観光客が多く、伊勢海老やケンケン鰹といった海の幸も魅力的です。
そんなすさみ町の隠れ人気スポット「恋人岬」についてご紹介します。
恋人岬のアクセスと見どころ
アクセスと駐車場
恋人岬はすさみ南ICから車で約8分、道の駅すさみから約7分、道の駅イノブータンランド・すさみから約2分の場所にあります。
海沿いの国道42号線上にあるのでアクセスがよく、駐車場も広いです。
大きな看板があるので分かりやすいと思います。
東西から打ち寄せる婦夫波
恋人岬は「和歌山の親しめる水辺66」に選ばれている場所です。
恋人岬から真向かいの「陸の黒島(おかのくろしま)」の方を見ると、東西から寄せては返す「婦夫波(めおとなみ)」が見られます。
この日は潮位の関係か、あまり打ち寄せ合っている感じには見えませんでしたが、よく見ると確かに東西の波が出会っています。
すさみ町観光協会の公式サイトに、波と波が出会う写真が掲載されています。
(すさみ町観光協会公式サイトより)
恋人岬、残念ながら「波と波が出会う」といった説明の看板などがないため、事前に知らないと「ただの景色のいい場所」で終わってしまいます。
ぜひ東西から打ち寄せる波が見られた際は恋人岬と呼ばれている由縁にも注目してみてください!
和歌山県朝日夕陽100選に選ばれている
恋人岬は和歌山県朝日夕陽100選に選ばれた場所です。
県内ではよく見かける、こちらのモニュメントが目印です。
眼下に広がる太平洋に沈む夕陽は圧巻です。
季節の見どころ
恋人岬は季節によって2つの見どころがあります。
1つ目は、スキューバダイビングです。「陸の黒島」よりさらに沖側にある「沖の黒島」に「ガマ」と呼ばれる海に続く洞窟があります。
こちらはスキューバダイビングスポットとして人気で、3月〜4月末、6月〜10月末まで楽しめます。
2つ目は、丘いっぱいに咲くブーゲンビリアの花です。10月〜翌年1月、4月〜9月に見頃を迎えます。フォトスポットとしても人気です。
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期間限定にはなりますが、人気自転車漫画「弱虫ペダル」とコラボしたこんな企画もありました。(現在は終了しています)
和歌山県はサイクリングに力を入れています。WAKAYAMA800は、県下800kmに渡るサイクリングロードに親しんでもらうためにつけられた愛称です。
サイクリングの休憩場所としても恋人岬は絶好のスポットです。
恋人岬はアクセスがよく、駐車場も広いのでドライブで立ち寄りやすい場所です。
昼間は打ち寄せ合う波がよく見え、季節によってはブーゲンビリアの花が崖を彩ります。また、太平洋に夕陽が沈むパノラマの景色は圧巻です。
道の駅すさみや道の駅イノブータンランド・すさみにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
すさみ町観光なら町民が選んだ”すさみ八景”をご参考に
すさみ町の見どころを町民らが選定した”すさみ八景”が選定されています。
・稲積(いなづみ)島
・上ミ山
・見老津駅
・恋人岬
・日本童謡の園
・江須崎
・琴の滝
・雫の滝
恋人岬も枯木灘の奇観が見られるスポットとの理由ですさみ八景の一つに選ばれています。
和歌山道の駅ドットコム内でもすさみ八景をレポートしていますので、ぜひすさみ町巡りにご活用ください。
▶和歌山道の駅ドットコム内のすさみ八景レポート