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その他観光 2022.10.10

和歌山の道の駅巡りといっしょに楽しめる紅葉スポット5選

秋のレジャーといえば紅葉狩り。和歌山県は3/4が森林という山深い県であり、場所によって紅葉の見頃も変わることから、とても長い期間にわたって紅葉が楽しめる地域です。

また、手つかずの自然もたくさん残っているため、原風景に会えると多くの観光客も訪れます。紅葉の季節は宿の予約がかなり取りづらくなるほどです。

↑こちらの写真は道の駅熊野古道中辺路のそばです。

美しい紅葉を楽しめるスポットは和歌山県内に数え切れないほどありますが、道の駅から近く、ドライブやツーリングで立ち寄りやすいスポットを5つご紹介します。

道の駅が近いスポットを選んで観光すると、お手洗いや食事の心配もなく、もし災害があったとしても道の駅が拠点になるので旅行者も安心です。

それでは、紅葉狩りにおすすめのスポットをご紹介していきます。

1.田辺市/道の駅熊野古道中辺路と熊野古道

道の駅熊野古道中辺路を中心としたその一帯は、大変紅葉が美しく見られて、散策も楽しめるスポットです。世界遺産熊野三山への参詣道である熊野古道を色づいた木々が取り巻き、歩くもよし、眺めるもよし、心が豊かになる時間を過ごすことができます。

そもそもこのあたりは人工物がものすごく少ないので、中辺路に行くだけでも日本昔話のような光景が見られるのですが、紅葉の時期は華やかで、より一層見応えがあります。

道の駅の向かい側に熊野古道の入り口があり、ここから散策に出かけると、紅葉を眺めながらゆったりと歩くことができます。

この入口から少し歩くと牛馬王子跡に到着。古の時代を肌で感じられます。

2.田辺市/中辺路・福定の大銀杏

道の駅熊野古道中辺路からすぐ近く。田辺市街地から中辺路へ向かうと、道の駅の手前にあります。

田辺市街から中辺路や本宮へ向かう国道311号から、この大きな銀杏の木を見ることができます。車を走らせていると、トンネルや大きな木に覆われたあとパッと視界がひらけて、左側に見えます。山の中に、色づいた銀杏がこんもりと見えるので、紅葉の季節であれば、誰でも気づくことができるほどです(運転中の方はよそ見をしないようお気をつけください)。

樹齢は推定400年。江戸時代からここで毎年色づいているのかと思うと、感慨深いですね。熊野古道を歩いた人たちもこの銀杏を眺めたことと思います。

見頃は11月中旬ごろから。10月半ばからうっすら色づいてくるので、車で311号線からも目視できるようになります。それまでは山の中に隠れているような感じで、どこに銀杏があるのかわからないんです。

アクセスや銀杏の木の回りの様子は過去記事が詳しいので御覧ください。

秋に中辺路町を訪れるなら必見!高さ約22メートルの「福定の大銀杏」

3.古座川町/光泉寺

町の9割以上を山・川などが占めていて、大きな道(高速やバイパス)も通っていない古座川町。和歌山県民でも行く機会が少ない町ですが、桜や紅葉の時期には多数の見物客が訪れます。

桜は新種クマノザクラの標本木があり、山桜もたくさん咲いています。人の手が入っていない自然の中で咲いている桜が見られると評判になり、メディアでも多く取り上げられるように。

道の駅一枚岩や道の駅瀧之拝太郎などが整備されてトイレや駐車場の心配がなくなってからは、遠方からも人が訪れる名所になっています。光泉寺は道の駅一枚岩から車で8分です。

見頃は11月下旬から12月上旬。色づき情報は古座川町観光協会が毎年発信してくださっています。アクセスなど詳しい情報は秋の絶景スポット!「道の駅 一枚岩」から車で約8分、光泉寺の子授け銀杏に書いていますので合わせて御覧ください。

4.かつらぎ町/丹生酒殿神社

こちらは紀北エリア、大阪との県境に位置するまち・かつらぎ町内の紅葉スポットです。かつらぎ町は町内に4つも道の駅があり、和歌山県内どの市町村よりも道の駅が身近なまちです。

かつらぎは高野山開山前から文化的な生活が行われていた土地。丹生酒殿神社の由来も崇神天皇(または応神天皇)の時代まで遡るとされています。丹生酒殿神社から丹生都比売神社までは「高野参詣道・三谷坂」で結ばれています。高野山への使者が通っていた道です。

道の駅紀の川万葉の里からは10分ほどの距離で、紀の川ぞいの堤防からも、この銀杏が見えます。京奈和自動車道もあり、京阪神からのアクセスは比較的よい立地です。

鳥居が小さく見えるほどの大木である、大銀杏。樹齢は300年以上で、地域の人に見守られながら、その壮大な色づいた姿を毎年変わらず見せてくれます。

見頃は11月終わり頃から。

この神社のあたりは少し道が狭いので、過去記事かつらぎ・樹齢300年以上、黄金が降り注ぐような大銀杏を見に「丹生酒殿神社」でご確認のうえ、お出かけください。

5.岩出市/根来寺

あまり観光地のイメージがない岩出市も京奈和自動車道・根来IC方面には紅葉スポットが点在しています。紅葉狩りを楽しめる中心的な場所が根来寺です。道の駅ねごろ歴史の丘から徒歩すぐ。

オススメは道の駅に車を停めて、案内板を見ながら「大門」のほうへ。川沿いを歩くと”もみじゾーン”と名付けられた眺望のよいエリアに出ます。そこから”もみじ谷公園”を抜けて、根来寺の大塔、奥の院を目指して、少し坂ですがのぼっていくと、紅葉の木々の下を歩きながらの散策が楽しめます。

のんびり歩いて1時間くらいの距離で、山の方なので静けさもあり、とても気持ちがいい散策コースです。岩出市は↑この記事で紹介した他の紅葉スポットに比べると都会ですが、道の駅ねごろ歴史の丘周辺は自然が多く、ハイキングコースもあり、穴場的な場所です。歩いた後は飲食店もたくさんあるので、おなかも満たすことができます。

過去記事:道の駅ねごろ歴史の丘から根来寺の大門へ散策にはねごろ歴史の丘から大門方面へ向かう道を載せていますので、ご参考になさってください

歴史を感じながら紅葉狩りを楽しめる和歌山

和歌山の紅葉は、歴史的な建造物や文化とともに楽しめるスポットが多くなっています。さらに近くの道の駅に立ち寄れば地元産品のお買い物や食事も満喫できます。道の駅もいっしょに巡って、その土地をより一層感じ取ってみてください。

この記事を書いた人

まんたにえみ

株式会社Crop代表取締役&ライター。和歌山のことなら詳しいです。情報発信を支援する会社をしつつ、個人で和歌山の情報を各種メディアで発信中。Googleローカルガイドはレベル8。

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