新宮市のお土産:知る人ぞ知る、隠れた銘菓「天の川」
観光地で買うお土産といえば誰もが知っている定番商品を買うか、隠れた名品を買うか…迷うところですが、和歌山県新宮市にも誰もが知っている定番大人気土産と、知る人ぞ知る隠れた銘菓があります。
以前の記事で超人気定番土産はレビューしましたが、今回は知る人ぞ知る銘菓をご紹介します。
新宮市の定番土産
和歌山県南部にある新宮市は、三重県との県境にあり、大阪よりも名古屋からのアクセスのほうが良いと思われる紀伊半島の南端に位置する温暖で多湿な市です。熊野三山の一つ、熊野速玉大社があります。
人気の定番土産は、その熊野速玉大社近くにある和菓子店「香梅堂」の商品の一つ”鈴焼”。鈴の形をしたやわらかくて甘いカステラです。
和歌山市に住んでいても、「香梅堂」の鈴焼を友人知人に渡すと「新宮へ行ってきたん?」と言われるほど広く知られているお土産です。「新宮へ行く」というと「鈴焼買ってきて」とお願いされることもあります。
買ってきてと言われるくらい人気のお土産で、誰でもおいしいと思う優しくて卵の風味がしっかりしているお菓子です。
詳しくはこちらの記事>>新宮のお土産といえば熊野速玉大社近く「香梅堂」の鈴焼
新宮市の知る人ぞ知る銘菓
新宮市の観光の仕事を少ししたことがある私でも、あまり知らなかったお菓子なのですが、大学の先生から「新宮といえばこのお菓子」と教えていただいたのが「松葉屋」の和菓子”天の川”です。
天の川は、大納言琥珀というお菓子で、炊いた大納言小豆を寒天で固めたシンプルな和菓子です。シャリシャリとした寒天の食感と、豆の甘みを楽しみます。手に持つとずっしりとする重みがあり、食べごたえがあります。
とてもシンプルなのに、なぜかまた食べたくなる雑味のない味。Googleのレビューも4.8と高評価で、大きな看板も出ていないお店ですが週末はひっきりなしに人が出入りしています。
松葉屋とは
「松葉屋」は2代続く和菓子店です。商品が2つしかなく、この琥珀”天の川”と、羊羹のみ。つまり小豆に特化した商品づくりをしているお店です。
お店の目印は、古民家の玄関先に出ている小さな木の札。週末は入口が開いているかもしれませんが、扉が閉まっているとなかなか開けるのに勇気がいると思います。
店内に入ると、商品見本があります。「こんにちは」と声をかけると、奥からとても素敵な女性が出てきて対応してくださいました。箱入り以外のバラでも買えるようです。
9個入りの箱が1,050円(2024年2月の価格です)。クオリティや食べごたえを考えるとめちゃくちゃお安いと思います。
松葉屋
住所:和歌山県新宮市船町2丁目6−2
電話番号:0735-22-5435
MAP:https://maps.app.goo.gl/MCJmz4AvA2h3QhLfA
熊野速玉大社から歩いていける範囲です。
公式のホームページ等はありませんので、お問い合わせはお電話をしてみてください。
定番を買う?知る人ぞ知る銘菓を買う?
どちらを買うのも良いですし、場所が近いので両方買うのも良いと思います!天の川は知らない人も多いと思いますので、通な方には喜ばれると思います。
ちょっと食べてみたいなという方は、ふるさと納税で「天の川」が購入できます。