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その他観光 2022.12.21

荒木飛呂彦ファン必見!熊野本宮大社でしか手に入らないオリジナルデザインの御守

「ジョジョの奇妙な冒険」の作者として有名な漫画家・荒木飛呂彦先生。一見和歌山とも道の駅とも関係ないように思えますが、実は意外なつながりがあるんです!
和歌山県民かつジョジョファンの筆者も驚いた「あるもの」についてご紹介します。

「和の守」は熊野本宮大社にありッッッ!!!

最初に答えを言ってしまいますが、「あるもの」とは、荒木飛呂彦先生デザインの「御守」です!名前を「和の守(わのまもり)」といいます。

「和の守」は和歌山県南部の山間部に位置する熊野本宮大社にあります。熊野本宮大社といえば熊野速玉大社、熊野那智大社とともに「熊野三山」と呼ばれる信仰に関する神聖な土地で、熊野古道歩きの最終地点です。

熊野古道は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている参詣道で、多くの観光客が訪れます。実は日本人より外国人観光客(特に欧米)の方が熱心に熊野古道歩きに訪れるといいます。信仰の道である熊野古道はキリスト教を信仰する彼らにとって異教の神秘的な存在であり関心が高いと思われます。

熊野古道の外国人観光客に関する考察はこちらの記事が詳しく、面白いのでぜひ参考にしてください。

→ 観光客を35倍にした熊野古道の完璧なコンテンツマーケティング

熊野本宮大社へのアクセスと駐車場

さて、そんな神聖な地である熊野本宮大社ですが、実は道の駅 奥熊野古道ほんぐうから車で6分とアクセスがよく、駐車場も広いのでお参りだけなら車で行けます。ここでは割愛しますが、時間がある方はぜひ熊野古道を歩いて熊野本宮大社の「最終地点まで歩いた感」を味わってみてください。

熊野本宮大社の駐車場は大社前、バス停前、河原の3カ所があり、いずれも無料です。普段は大社前の駐車場が近くて便利ですが、行事があって混雑している時は河原の方がかなり広いです。

 

荒木先生らしい色合いとデザイン 八咫烏&ホタテ貝

「和の守」は熊野本宮大社の階段を上った先にある右手の授与所社頭で授与されます。初穂料は2,000円。こちらがそのデザインです(熊野本宮大社Webサイトより)。


表には日本神話に登場する三本足の八咫烏(熊野古道の守り神的な存在です)、裏には熊野古道の姉妹道であるスペインのサンティアゴ巡礼道の象徴であるホタテ貝がデザインされています。

そう、姉妹都市ならぬ「姉妹道」という存在があるんです!熊野古道とサンティアゴ巡礼道はどちらも巡礼の道ということでまさにその姉妹道にあたるのですが、悲しいことにあまり知られていません。県民ですら知らない人も多いくらいです(もっと知られてほしい!)。

デザインは荒木先生らしい色合いで、熊野古道の階段やサンティアゴ巡礼道の奥行きが見事に表現されています。「心を決めて何かに立ち向かう時、また志半ばで道に迷った時、勇気が出るようにと願ってデザインをさせて頂きました」という荒木先生のコメントもファンとして嬉しいです(人間讃歌は勇気の讃歌!)。

荒木先生は15年ほど前(2016年当時)に取材で熊野古道を訪れた時に熊野本宮大社の宮司と知り合い、御守の制作を引き受けたそうです。新聞によると「お守りのデザインは初」とのことです。日本全国を探しても荒木先生デザインの御守はここでしか手に入らないのではないでしょうか。

諸事情により筆者は手に入れられませんでしたが、実物を見ることができました。これが他の御守よりも大きい!ご利益がありそうです。カバンにつけてもおしゃれなデザインです。

和の守をゲットした人たちの声

Twitterで和の守を手に入れた人たちの声を集めました。

 

2016年に頒布開始した御守ですが、今も買い求めるファンは多いようです。中には「荒木先生の御守があるなんて知らなかったけど来てみたらたまたま見つけた!」という声も。ラッキーですね。まさかこんな山奥に荒木先生ゆかりのものがあるとは誰も思わないでしょう。筆者も最近知りました…。

余談ですが、和歌山県民・ジョジョファン・熊野古道歩き中・来年サンティアゴ巡礼を目指している筆者は喉から手が出るほど欲しい御守です。サンティアゴ巡礼前に一度熊野本宮大社にお参りして、今度こそ御守を手に入れたいと思います。

ジョジョファンの方はぜひ御守を手に入れて、熊野古道も歩いてみてくださいね!初心者は発心門〜熊野本宮大社ルートがおすすめですよ。

日本一大きい大斎原(おおゆのはら)の鳥居もお見逃しなく!

この記事を書いた人

しおこ

県外の大学卒業後、和歌山にUターン。和歌山に帰ってきてから和歌山が面白くなってきた人。自分自身が地域の魅力をもっと知りたい!という気持ちで和歌山ライターに。ウチとソトをつなげるローカルジャーナリストになりたい。海を眺めるのが好き。

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