耳の病気に御利益あり、熊野古道の「お薬師さん」
熊野古道にあり、地元の方々がすすめるスポットのひとつ、耳の病気のときにお参りに行くという「お薬師さん」。田辺市鮎川地区の、道の駅ふるさとセンター大塔近くにあります。
紅葉の季節は最高に美しいと思うので、紅葉している間に寄りたい場所です。
見るからに紅葉したらきれいな場所にあるんです。私がでかけたときもまだ全然紅葉していなかったので(10月)、ピークのときに行ってみたいと思っています。
道の駅ふるさとセンター大塔から道の駅熊野古道中辺路の間は本当に紅葉がきれいです。車で通るだけでも十分満足できるくらい、道路の周囲も色づいた木々で埋められています。
大手メディアで和歌山の紅葉スポットとして挙げられることは少ないのですが、私のオススメ紅葉スポットなので行ってみてくださいね。詳細は過去記事:和歌山の道の駅巡りといっしょに楽しめる紅葉スポット5選も読んでいただけたらうれしいです。
耳の病気のときにお参りしたい「お薬師さん」
さて、この地元の方々が「お薬師さん」と呼ぶ薬師如来。薬師如来は仏界の看護師さん(ナース)。仏さんの中では位も高く、ありがたい存在です。
疫病除けのご利益を持つ「お薬師さん」は、現世の願いを叶えてくれるという側面も持ち、地域の方々の信仰を集めてきました。
鮎川は今も豊かな自然に囲まれ、昔ながらの雰囲気がそのまま残っています。
生活は今も昔も大変なエリアだと思います。地域の方々が衣食や健康を願って、いつもお参りしているんだなと思うと感慨深く、ゆっくりと手を合わせてきました。
富田川でひろった穴の空いた石をお供えして
この「お薬師さん」には、昔から耳の病気になったとき穴の開いた石を備えてきました。
すぐそばを流れる富田川には、川の流れで穴が開いた石があり、それを探して「お薬師さん」にお供えしてきました。耳が治るよう願いを込めて、石を探し、供えるそうです。
この薬師如来がある大塔は熊野古道の中でも歩きやすく、紅葉狩りにもピッタリなので、「お薬師さん」へのお参りがてら、散策を楽しんでみてください。
大塔観光協会のホームページに動画や地図、観光スポットなど詳細に載っています。