そのまま食べてはいけない柿がある?!干し柿が作れる吊るし柿用の柿
秋になると和歌山の産地直売所ではミカンとともに多く並ぶのが柿です。どの道の駅に行っても、だいたいミカンと柿はあります。たくさんの種類の中から選ぶには、かつらぎ町や紀の川市の道の駅がオススメかなと思います。
道の駅の産直コーナーでは袋や箱に入った柿がずらりと並びますが、中には「吊るし柿用」と書かれた柿もあります。
これはそのまま食べるのは基本的にはNGの渋柿が吊るし柿用として販売されています。加工用といいますか、そのまま食べてもいいのですが渋があるので、基本の食べ方としては自宅で皮をむいて、干して食べます。
自宅で吊るし柿(干し柿)を作るのも風流
かつらぎ町は四郷という場所が串柿の名所として有名ですが、自宅のガレージなどでも干し柿はつくることができます。自然の風に当たることで渋が抜けて甘くなってくるのを楽しみにワクワクと待つのもいいものです。
道の駅かつらぎ西(下り)では、ロープも一緒に袋詰めされた柿がたくさん売られていました。「吊るし柿用です」と注意書きも大きく入っていますので間違えないとは思いますが、急いで買うときはお気をつけて。
冬になれば売り場に干し柿もたくさん並ぶ
こちらは道の駅くしがきの里です(2022年の冬に撮影)。秋から冬に変わる頃にはたくさんの農家さんが作ってくれた干し柿、あんぽ柿が並びます。自宅で干すとうまくいかないとカビが来ることもあるので…。風通しのよいところで干せないときは、農家さんが干してくれた柿を買ってみてください。少しずつ買って、味比べをするのも楽しいです。
柿カレンダー
実は冬になると柿は季節が終わるので、柿を買いたい方は11月中旬〜12月頭くらいまでに買いにいってくださいね!最近は種類が豊富で、なかなか食べきれないくらいあります。
▼例えば太天柿はおおぶりで「天から授かった、素晴らしい大きな果実」という素敵な由来の名前が付けられた柿です。
私は個人的には紀の川柿が好きです(ちょっと高級です)。
いろいろな値段の柿を食べて、和歌山の秋を感じてみてもらえたらうれしいです。改めて、買うときには吊るし柿用と書かれたものには注意してくださいね。