洞窟内は1年中ずっと13度!銅山跡を地底探検できる旧・花園村の「恐竜ランド」
かつらぎ町内の旧・花園村エリアにある「小原洞窟恐竜ランド」は、昭和40年まで採掘が続いていた小原鉱山跡を活用したレジャー施設です。今はYouTuberに非常に人気があって撮影にもたくさん来ている注目スポット!ということで、私たちも洞窟探検に行ってきました。
この花園エリアは、高野山まで車で10分という場所で、洞窟に入らなくても少し涼しいです。有田川が流れ、美しい昔ながらの自然も残ります。
弘法大師空海のお弟子さんたちによって拓かれたこの場所は、10世紀ごろから仏教文化が栄えてきました。小さな秘境の郷であり、鉱山としての歴史もあった花園村。和歌山出身の私も知らず、とても新鮮で楽しい体験をすることができました。
かつらぎといえど、高野山麓であるため、近くの道の駅はごまさんスカイタワーで、車で約40分の距離です。道の駅柿の郷くどやまからは約50分。この距離感で山奥感を肌で感じていただけると思いますが…恐竜ランドを楽しんでから高野山へ向かう観光ルートも人気のようです。
鉱山跡を探検!夏は涼しく、冬は暖かい洞窟へ足を踏み入れる
年間約2万人を集客するという花園イチのレジャー施設でもある「小原洞窟恐竜ランド」。ゲート近くの駐車場に車を停めると(無料です)、洞窟への入り口にすぐたどり着きます。洞窟に入るには入場料(大人900円、中学生までの子ども600円)が必要です。
湿度は90%。コロナウイルスはこの温度では飛沫感染リスクがかなり低いという掲示がありました。「安心して探検してほしい」との館長の思いが手書きで書かれていて、なんだかホッとします。
洞窟内はかなり低くなっているところもあり、ヘルメットも入り口に置かれています。私は何度も頭をぶつけたので、ヘルメットをかぶっていくことをオススメします。
この洞窟(坑道)の由来も書かれています。ぜひこちらを読んでから、足を踏み入れてみてください。洞窟内に恐竜以外に”極楽”というテーマがあったり、洞窟内にお地蔵さんがいたりする理由がよくわかります。
湿度90%の洞窟内へ。めちゃくちゃ寒いです(夏)
私たちが出かけたのは真夏。外は27〜30度程度の気温で、洞窟内は13度。とても寒くて声が出ました。
洞窟はかなり長く、所要時間は公式サイトによると40分〜60分。私たちは駆け足で進みましたが、それでも30分以上かかりました。それだけの時間を気温13度で過ごすので、夏は上着があったほうがいいですね。そして湿度が高いので、濡れている箇所が多く、タオルを持って足元はスニーカーという格好がベストだと思います。
滝の流れる音や恐竜の声が響き渡る
照明がしっかりあり、暗いと思うところはほとんどありませんでした。滝があり、その音が反響して迫力があります。
至るところに恐竜!スタンプラリーなどもあり、子どもたちなら1時間以上遊べそうですね。
「極楽洞」という極楽と地獄をテーマにした箇所もあり、自分のこれまでの行いを振り返ることもできます。それは大人の心に響くかもしれません。
恐竜と極楽の融合で、”珍スポット”と呼ばれることも多い恐竜ランド。
恐竜の世界もすごく迫力がありますが、高野山に近い場所にあり、ここで即身仏となられた「海順」というお坊さんがいた(このお坊さんがお地蔵さんとして洞窟内に祀られています)歴史もありますので、その両方を感じ取っていただければ、より有意義なレジャーになると思います。
最新の営業時間等は公式ホームページを御覧ください。