[和歌山の紅葉]岩出・根来寺のもみじ谷が穴場!見応え抜群でした
京奈和自動車道・岩出根来ICから数分のところに、新義真言宗の総本山である古刹「根來寺(ねごろじ、以下根来寺)」があります。紀北エリアの紅葉スポットとして有名ですので、紅葉狩りに行ってきました。
根来寺は大変広い境内を有するお寺で、覚鑁(かくばん)上人によって開創されました。道の駅ねごろ歴史の丘も根来寺周辺にあります。
本州で最初に鉄砲を有した、根来寺
根来寺のエピソードは非常に多岐に渡るのですが、その中でも私が印象的なのは鉄砲伝来の話です。天文の時代に種子島に伝来した鉄砲の製法や打ち方を、この根来の地から習いに行った人物がいるそうです。それが本州最初の鉄砲だったといわれています。鹿児島の種子島。今でも和歌山から行くと思うと大変遠い場所ですよね、そこへわざわざ出向き、本州初の鉄砲を持ち帰ってきたというのは、この根来寺がどれだけ勢力を持っていたかをうかがわせます。
そんな非常に大きな勢力を持っていた根来寺は、今は四季折々の自然を楽しめる散策スポットとして地域住民や観光客が集う場所になっています。家族連れやグループ客が写真を撮って楽しむ傍らで国宝・大塔は今もその迫力を残しており、一大勢力を誇った歴史を伝えています。
根来寺の境内にある、もみじ谷は穴場の紅葉スポット
境内には大谷川が流れ、「もみじ谷」と呼ばれる川を中心に整備された箇所があります。初夏にはホタルが飛び交うほどの自然豊かな場所です。その名の通り、色づいたもみじが川を覆うように枝を伸ばしていて、秋の散策にぴったりの景色を楽しめました。
↓2022年12月6日の根来寺、紅葉の様子です。
根来寺の紅葉の見頃は11月末〜12月半ば
根来寺のTwitterで見頃のお知らせがあります。今年は12月1日に「見頃」のツイートがあり、それから私も行ってみました。夕暮れどきに行くと、人もまばらで、ゆったりと散策して写真を撮ることができました。
もし時間があれば不動堂のほうへも足を伸ばしてみてください。美しく整備されていて、紅葉も見事でした。
根来寺は春は桜、初夏はホタル、秋は紅葉、冬は雪景色と一年を通して自然が楽しめます。遊歩道等も近くにあり、和泉山脈をのぞむ眺望です。また、根来寺のすぐそばの道の駅ねごろ歴史の丘では18時までカフェが開いています。コーヒーやパフェなどを食べながら休憩できますので、ぜひ合わせてお立ち寄りください。
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