秋に中辺路町を訪れるなら必見!高さ約22メートルの「福定の大銀杏」
世界遺産である熊野古道で知られる田辺市中辺路町。
長い長い熊野古道の道のりの中でも特に人気の「中辺路ルート」がある町です。
古代末期から近世にかけて「蟻の熊野詣」といわれるほど、多くの参拝者がこの山間の町を往来したそうです。
「道の駅 熊野古道中辺路」から車で約6分、秋には観光客や地元民で賑わう銀杏の名所「宝泉寺」があります。
高さ20メートル以上の福定の大銀杏、見頃は11月中旬〜12月上旬
宝泉寺のアクセスと駐車場
宝泉寺までの道のりは、近くをバスが通る道なので比較的運転しやすいルートです。
といっても中辺路町自体が紀伊半島の内陸側にあるので、最寄りの上富田ICから車で40分ほどかかります。
宝泉寺には無料駐車場があります。境内上の砂利の広場に10台程度停められます。
紅葉シーズンには町内会の方々による物販があります。
「千本銀杏」と呼ばれる丸みを帯びたフォルム
宝泉寺の銀杏は「福定の大銀杏」と呼ばれています。
高さ約22メートル、幹の周囲5.3メートル、推定樹齢400年以上の巨大な樹木で、1970年に田辺市指定文化財(天然記念物)に指定されました。
また、「千本銀杏」という別名もあります。幹から分かれた支幹(しかん)からさらに枝が分かれ、丸みを帯びています。
このように丸みを帯びたスペードのような形の銀杏の木はめずらしいそうです。
国道311号からも見えるほど巨大!
福定の大銀杏は高さ22メートルもある大木のため、葉が黄色く色付くと国道311号からもはっきりと形が分かります。
大銀杏の存在感を捉えられる密かな写真スポットでもあります。
見頃は11月中旬〜12月上旬
福定の大銀杏の見頃は11月中旬〜12月上旬です。
散った後も銀杏のじゅうたんを楽しめますよ。
山々に囲まれた、熊野古道が続く中辺路町。こんなに大きくて立派な銀杏の木が400年以上も残っているのは神聖なパワーを感じます。
紅葉シーズンにはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。