古道歩きの里ちかつゆで熊野の香りを堪能!香りを楽しみにする新レジャー
2022年8月31日にリニューアルオープンした、中辺路にあるドライブイン古道歩きの里ちかつゆ。
ここでしっかり英気を養って、山へ歩いていきましょうという昔の旅の立ち寄りどころの意義をそのままに、中辺路エリアを散策する人がこの土地を楽しみリフレッシュしていけるようにとコンセプト設定された施設です。
詳しい施設の全体レポートはしおこさんが過去記事:8月30日にリニューアルオープンしたばかりのドライブイン「古道歩きの里ちかつゆ」は地元民と旅行者の憩いの場に書いてくださっています。
熊野の山々をすぐそばに感じられる、ロケーション。道の駅熊野古道中辺路からは車で2分。この”ちかつゆ(近露)”エリアは旅の途中のやすらぎの場所として、今も昔も人が集うスポットです。
この施設の運営は白浜町のリゾートシェア。
その場所で、新しい試み[香りのLIVE蒸留]が開催されています。当初は期間限定でオープン期間だけの予定でしたが、人気のため延長されています(※今後の開催はエムアファブリーさんのTwitterを御確認ください)。
エムアファブリーのお二人を撮らせてもらいました。LIVEの解説いただき、ありがとうございました。
その土地の”香り”を吸い込む!旅の楽しみ
新宮市を拠点に、和歌山生まれの精油をつくられているエムアファブリーさん。2013年より販売されている「熊野の香り」シリーズのアロマは全国各地で販売されてファンも多い逸品です。
熊野のスギの葉から、この場でアロマオイルをつくっています!胸いっぱいにめいっぱい吸い込みたくなるほど、香りがさいこう!
↑透明の管を通って、抽出されたオイルが出てきています。生まれたてアロマオイル。鍋の中にはたっぷりの杉の葉っぱが詰まっていて、熱が入れられています。
これだけあってもアロマオイルができる量は少ない。”自然の恵み”というのがわかるなと思いました。
蒸された杉の葉からの香りは、いつも私たちが感じるアロマオイルの香りよりももっと年季の入った?熟したような香り。これもこれでクセになる。テントサウナの中にこの香りが漂っていたら居心地が何倍もよくなりそうです。
蒸された葉っぱは、もっとシナシナかと思いきや、触ってみるとまだまだプリプリしていました。香りの成分だけが少し抜けたけれど葉っぱとしてはまだ生きてる、そんな感じでした。
土地の香りを極上の形で感じられるのはめちゃめちゃ贅沢で貴重な体験。一つのレジャーとして成り立っていったらいいのになと思います。私はアロマオイル好きで、旅先でその土地のものがあれば買うことが多いのですが、そこに行かないと感じられないフレッシュな香りを吸い込めるって最高の贅沢です。
たまたま海から潮の香りがする、畑から柑橘の香りが漂うというタイミングはありますが、「香りが必ずそこにある」というのがいいなと思います。
香りのLIVEの後は、ショップでお買い物
ショップではそれぞれテスターを香ってから選べます。
また、古道歩きの里ちかつゆだけで買えるエムアファブリーさんの商品も並んでいました。
フローラルウォーターの香り比べができる5本セットは、古道歩きの里ちかつゆだけの限定品。5本で1870円。森の香り比べBOXの(熊野杉Shibahara・熊野ヒノキ・熊野ヒノキ(枝葉)・熊野色川ヒノキ・熊野クロモジ)と、季節の香り比べBOX(レモンリーフ・色川ゆず・梅・だいだい・ニッキ)があります。
私は森の香りのほうをチョイス。上品な香りで、シュッとするだけでリフレッシュ完了。お風呂に入った後のようなさっぱり感がどれだけ忙しくても手に入るのがうれしい(笑)。
エムアファブリーさんの商品はオンラインショップで購入できます。香りは選ぶのが難しいので、まず一度香ってみてほしいですが、なかなか難しいと思いますので、気になる方はオンラインショップの説明書きを読んで選んでみてください。
中辺路は他にもたくさん巡るところがありますので、「ドライブの目的地」としてもぴったりです。秋には大銀杏が彩り、カラダを温める温泉もあり、食事処もたくさん。そして道の駅熊野古道中辺路では地元産品のお買い物が楽しめます。もっとフューチャーされてよいエリアだと思うので、ぜひ皆さんもとりあえず足を運んでみてください。さまざまな体験が中辺路でできるので、飽きずに一日過ごせると思います。
■温泉
日本屈指のとろみ度を誇る自家源泉の温泉!「奥熊野温泉 女神の湯」
■散策
秋に中辺路町を訪れるなら必見!高さ約22メートルの「福定の大銀杏」
熊野古道を少しだけ歩いてみたい人向け!道の駅から30分弱で行ける牛馬童子
■コーヒー
中辺路・近露の自家焙煎コーヒースタンドCABELOで地元の方とおしゃべり
■ランチ